Day4:13年LEL1400km・Barnard Castle→Thirsk→Pocklington→Market Rasen

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朝、ボランティアさんに起こされるまで、ぐっすりと寝込んだ。かなり疲れているようだ。腹の調子は悪いし。

でも、そんなこともあと2日で終わってしまう。

逆に気を抜くと、ここまで来たことが水の泡になってしまう。

最大標高の丘を超えBarnard Castleへ向かう

いまいち食欲わかないのは毎度のことになったけど、燃料を補給する。

シリアルバーを3本ほど詰め込んでジュースで流し込む。

昨日外したタイヤがサドルバッグにつけてある。ここで何を思ったのか、このタイヤをドロップバッグに詰め込んでしまった。

オイオイ、タイヤバーストしたらどーするんだよ???という考えがこの時はつかなかった。

けっこうキテいたのかな、オレ。

とにかくパンク修理で外したタイヤとチューブをドロップバッグへねじ込んでおいて行ってしまったわけだ。

ドロップバッグを預ける。

そう、次タイヤバーストとかしたらどうするんだよ・・?と、気がついたのは3時間後くらい。アホだねー

とまあ、こんな写真を取りながら進むわけですよ。

朝一番でこのルート最大標高である「Yad Moss」にアタックします。

この人すごいですよ・・・・シングルギア。それも固定。

オレには出来ないーー!

「Yad Moss」を無事にクリアして、ダウンヒルを駆け下りていきます。

ココを降りていけばバーナードキャッスルに到着だ。

バーナードキャッスルに到着した。結構時間かかった。もう11時過ぎ。ふう・・・・

84kmを5時間くらいかかっている。やべーなー

ここはリゾットがある所。なので、リゾットをいただく。柔らかいお米がうれしい。

ビスケットは補給食。

4日目突入とあり、さすがにモバイルバッテリーも切れかけている。

ここで2台目のモバイルバッテリーに交換。たのむぜあと2日。

ガーミントラブルもなんのその・・Thirsk→Pocklington

バーナードキャッスル出る頃に、ホントいい天気。行きできちんと写真を取れなかったので、お城の前で一枚。

すんごいお城だなー。どんな歴史があるのか帰ってから調べてみよう。

途中、こんな感じで分岐点にLELの矢印があったりすると、うれしい。

ヘロヘロしながらThirskに到着。15時過ぎ。今日は、まだまだ長い。何時につくのかな。

また予備タイヤをドロップに突っ込んでしまい、予備なしで走っていて不安増大。かなり不安。

今、ピンチに立たされるとしたら・・・

  • 落車
  • パンク
  • GPSトラブル
  • ライトトラブル
  • バッテリートラブル

このあたりが有望だな・・・手のしびれと尻の痛みはどうにかなるはず。

Thirskコントロール。

パスタをほおばる。サンドイッチは補給食。

絶対にロンドンへ帰るぜ。

途中、行きでチェーン脱落した17度の坂へ挑む。半分以上の人がバイクを降りて押していく。オレはなんとか漕ぎ切った・・・ヘロヘロ。

で、この後の分岐チェックでガーミンEDGE800をのぞき込むと・・・・画面が切れている。死んでいる・・・どういうこと?

時計を見ると18時ちょっと前。

スイッチ長押しでリスタートするもの・・・地図をロードしてくれないで切れてしまう。

かなりピンチ。

こんな時に限って雨も降ってくる。追い詰められるなー

とりあえずキューシートと付きあわせ、前に進む。

ここではじめて不安になる。この道合っているのか?立ち止まってみるけど、前にも後ろにもライダーはいない。

ここはとにかく前のライダーに追いつき、Pocklingtonまで引っ張ってもらうようにしよう。

かなり必死に漕ぐ。曲がり角ではキューシートときっちり付きあわせて進む。こんなにマジでキューシート見たのははじめて。いかにGPSに頼っていたかがわかる。

一人のライダーに追いつき、事情を説明して後につく。こんな時、他の誰かがいるのは本当に心強い。

と、同時にガーミン復活しなかったらどうしようという不安も抱えている。

20時前にPocklingtonに到着。早速ガーミンを外してきれいに拭く。

バッテリーも一緒に持って行き、テーブルで落ち着いて操作をする。なんとか復活して地図がロードされた時は、マジでうれしかった。

ホット一息。シリアルバーをほおばる。只今の時刻、20時半。マーケットラセンまで85kmの道のりが待っている。

6時間かかったら・・・到着夜中の3時か・・・・キツイなー。

背に腹は代えられないので、アスピリンを飲む。

ヘロヘロで夜3時到着のMarket Rasen

Pocklingtonを21時前に出発。冗談抜きでPocklingtonで仮眠を取ろうと思ったけど、明日最終日に300km以上残すのはどう考えても厳しくなるので、行くことにした。

雨がかなり降っていたら、仮眠をとったかもしれない。

空を見ると天候が良くなりそうなので、出発をした。

コントロール

もう21時近くとあり、ここで仮眠をするライダーもいるようだ。

マーケットラセンへ3時ころ到着では・・・ベッドが開いているかも不安だ。

ただ、色々と不安要素が増えてきているので、できるだけ残りの距離が短いほうが完走できる可能性が高くなると判断。

今更、反省ばかりしてああすればよかったなんて言っていてもしょうがない。とにかく前へ進む。

できるだけバッテリーに負担をかけないように、ヘッドライトはロー。ガーミンも見える範囲で照度を落とす。夜なので、かなり見えるのでそれはOK。

不意の雨で、予備電源のUSB口より雨が入るのは困るので、本体電池で駆動。まぁ満充電状態なので6時間は大丈夫。

ここらは、まだイングランド北部なので、けっこうアップダウンがある。

真っ暗な夜道・・・GPSの画面とキャットアイのライトだけを頼りに前に進む。

アスピリンの胸焼けが始まると、尻の痛みが少し緩和される。うーーん、微妙に不利なトレードオフだなー。

なんて思いながら前に進む。行きに渡ったあのデカイ橋「HUMBER BRIDGE」に帰ってきた。

この橋の上で、かなり強い向かい風にあいキツくなる。橋を渡った次の街で上り坂をこいでいたら・・・路肩にベンチを見つける。

仮眠

何も考えず・・・バイクをベンチに立てかけ、ヘルメットを外し、おもむろに横になった。

やべー、こんなとこで寝たら、いきなり朝になっていそうだ・・・なんて思いながら落ちた。

どのくらい時間がたっただろう。強い風がビューっと吹き抜け、ハッと気がつく。ひさしぶりに「ここはどこ?オレはだれ?」って口にした。空を見ると星空だった。

そうだ、オレ寝たんだ。時計を見ると0時を過ぎている。20分ほど寝たようだ。

しかし、少し目が覚め・・・再び漕ぎ出す。HUMBER BRIDGEを渡ったところなのでちょうど半分くらい。あと40km位だろうか。この先は写真を撮る余裕など全くなし。

途中残り25kmくらいの所で集団に抜かれた。抜かれたけどここで置いて行かれるわけに行かない。

なんとか必死についていく。アスピリンのお陰で尻の痛みはけっこうない。もしかしたらアドレナリンのおかげ?

マーケットラセンへの道のりってこんなに登りだったっけ??というくらい、ず~~っと登った。

胸焼け、吐き気とケンカしながらなんとか前の5台についていった・・・・あと少しでもこの5台が速かったら、置いていかれただろうなー

もう、マーケットラセンついた時は、ホントうれしかった。

軽くシャワーを浴びて・・・なんとかベッドを3時半より確保、6時半起床をお願いして寝床についた。

今日はホントきつかった。でもマーケットラセンについてよかった・・・つーか、このあたりの画像が一切残っていないくらい疲れ果てていたよw

明日は最終日。ほんとうに最後の250kmだ。

 

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