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ブルベ初心者がやりがちな痛いミスや失敗を回想してみよう。傷に塩を塗るような気持ちで思い出してもらいたい。ブルベ初心者、いえいえ、もちろんかなりの回数ブルベをこなしてもミスや失敗はやるものです。
特にブルベはその距離や、走っている時間を考えると、一つのミスや失敗、忘れ物等が、のちのちボディーブローのように効いてきます。
後悔役立たずがモットーのYasuです。こんにちは。
あなたも、いろいろとブルベでの失敗やミスはあるかと思います。そんな痛い経験を苦虫噛み潰しながら、ちょっとチェックしてみましょう。
この記事の目次
ブルベでミスは命取り・DNFにつながる
野球やサッカーではミスはつきもので、そのミスに付け込み得点を上げたりする。ミスがあるからこそ面白かったりするし、ミスが有ってこそ盛り上がることもある。またチームでそのミスをカバーしたり、ゴールや満塁ホームランで一気逆転に持ち込めるがブルベはそうはいかない。
ブルベに関してはできるだけミスは少なくしたいものだ。それがとくにブルベをはじめたばかりのビギナーさんや、今日が初ブルベ出走という方であればなおさらである。
ブルベって時間が長くあるので、そのミスを取り返せるのでは?・・・と思ってしまうが、いつものことながらそうは問屋が卸さない。
逆にそのミスを200kmだったら延々と13時間半背負い続けることになるのですよ。シューズ忘れて400km走ったやつを知っているが、クロックスで400kmブルベ走るってどんな罰ゲームだ?
というわけで、ブルベでちょっとしたミスは後々ボディーブローのように効いてきて、それがDNFに追い込まれるということを念頭に置いてもらいたいと思う。
初心者はもちろん、これはオレ自身の備忘録にもなっているので覚悟して聞いてもらいたい。
ブルベ初心者がやってしまう11のミス!
まぁ、ブルベに限らずすべての競技やイベントに言えるのだけど、小さなミスは本当にあとあと効いてくる。
ぜひこれから上げるようなミスは絶対にしないでほしいと切に思う次第だ。
それでは順を追って見ていこう。正座して見ていくのも良いかもしれないw
忘れ物
なんといってもブルベの失敗、ミスの筆頭といえば忘れ物でしょう。オレも過去に色々な忘れ物をした。
バイクのベルやライト関連、さらにはドリンクボトルなども忘れ物の筆頭と言える。あとシューズ。シューズ忘れはかなり痛い。
オレも未遂に終わったが、シューズは絶対に忘れてはいけないモノ。ヘルメット忘れであれば、最悪現地で調達は可能かもしれない。しかし、シューズはキビしい。
忘れ物しないように、自身の持ち物チェック表などできちんとブルベ用品は管理するとよいだろう。
忘れ物しない対策として、現地まで自走するのは良い手ではあると考える。それでも携帯ポンプ忘れたりするから相手は手強い。
雨・寒さ対策
ブルベ走る上で、暑さに関して言えばぶっちゃけウェアを脱げばいい。もちろん上記のドリンクボトルを忘れるなどはヤバイが、最悪ペットボトルなどでなんとかはなるだろう。
しかし、雨や寒さ対策はダメだ。そくDNFに直結するミスと考える。それよりも危ないよね。雨や寒さ対策を失敗すると。
過去に天気予報の晴れを信じて雨具を捨ててきたたくさんのライダー達。午後に土砂降りになり最寄りの駅からたくさんのDNFを見送ったというのもある。
まぁ、オレは天気予報は全く信じていないので、しっかりとレインジャケットを持っていたのは言うまでもない。
さて、毎回寒さ対策に関しては、どのくらいまでやればいいのか迷うところだ。特に海外。
日本の寒さ対策は、とりあえず何も考えずでもコンビニに飛び込めばなんとかなるとの算段がある。しかし、海外だとそうは行かない。
特に陽が落ちるとジェットコースターのように下がる気温はマジで怖い。毎回この寒暖差の激しさは追い詰められるよな。2019年PBPで痛い目に会ったヤツもいるかと思う。
なので、毎回過剰とも思える寒さ対策を持参するが、そんな時に限って酷暑だったりもするw
コースミス・コースアウト
ブルベ走りはじめの頃、よくコースミスをやった。ガーミンを見ないで延々とストレート走り続けてミスコースすること10kmとかね。
ただブルベも経験を重ねると、よく脇道などがあると・・うん?これはアレな道だよな・・・と思い視線を落とすとガーミンが左折指示してるとかね。ブルベの勘ってやつ。
やっとこ、このところコースミスもずいぶんと減っては来たが、過去にはでっかいコースミスやPCふっとばしなどをやってDNFに追い込まれている。
なので、いつもコースミスには最新の注意をはらい、現在はガーミン2台体制で最大の防御をしているのだ。
ちなみにEdge800はその日の走るルート1本通しでノースアップにして通常は標高表示。もう一台のEtrex20はPC区切りのヘッドアップで表示にしてある。
サイン忘れ・レシート忘れや失くす
オレはコンビニでレシートを貰うと、必ずブルベカードにテープで貼り付けるようにしている。ホントブルベ走り始めた初心者の頃からやっている。そう、絶対にレシート失くすからだ。コレをやり始めてレシート無くしは完璧に防いでいる。
しかし、さらにダメなことは何回かレシートもらい忘れとか、チェックもらい忘れとかもある。
特に海外ではお店の人にサインもらったりするのだが、買い物だけしてサインもらい忘れ未遂が数回ある。
ブルベって走ること以外、やることが多いのよね。なので失うことやミスすることも頻繁だ。致命的なミスはしたくない・・・
落とし物・紛失
忘れ物筆頭はスマホの置き忘れなどではないだろうか。日常でもスマホ置き忘れは命取りだ。
駅やバス停で仮眠してスマホ置き忘れなどもよく聞く話。笑い話にちょっとならないミスだろう。海外だと最悪帰国できない危険もある。
なくしてはダメなもの、ブルベカード・スマホ・財布・カメラ・クレジットカードなどはいつも同じところに入れておき、出発前には考えなくとも手が勝手に「指差し手探り確認」するくらいになっておくと良いだろう。
またサドルバッグに適当にくくりつけたウィンドブレーカーやリアにあるボトルケージに挿してあるツールボトルなども・・けっこう落とし物常習犯だったりするので要チェックだ。
補給失敗・ハンガーノック
いつもブルベでは・・補給食はけっこうな量を持ち歩いているので、ハンガーノックの経験はとりあえずない。これは海外を重視してのことなので、食べ物なくなるのは命に関わるから。
海外は補給するところが100km単位で無いなんて普通にざらにある。30kmごとにコンビニがあるなんて日本だけよ。というわけで、最低でも500kcalくらいの補給食は持っている。
ハンガーノックはないが、1度補給失敗がある。岡山の1000kmで水がなくなってDNFした。これは本当にうかつだった。キャメルバッグの容量を過信したのもそうだが、水補給に関してかなり甘かった。コレ以来、ドリンクボトルや水補給に関しては、すごい気を使うようになった。
脚を使い切る・終わる
まぁ、オレを含め貧脚で脚が終わっているのはいつものことなので、使い切ることも毎度のコト。
それがスタートして最初の登りとかだと、お先真っ暗。それでも走るのがブルベだ。
またミスコースや失敗(落車)などの時間取り戻し系による脚は使いたくない。ホントこれは精神を追い詰める。腹も痛くなる。
日頃からのトレーニングがモノを言う場合もあるが、できればゴールまで脚は残しておきたいよね。帰還のことや次の日のことを考えると。
睡眠不足・睡眠失敗
睡眠不足はまずい。
絶対に避けたいことだ。ブルベの方は年齢高めの方が多いので要注意。特に年齢も50を大きく超えてくると、いろいろと辛抱やガマンが効かない。
眠気はホントだめだ。落車、居眠り転倒にもつながるし、実際に居眠りで転んでいる(岡山1200km)。
あと、睡眠失敗による不調で胃炎起こして2015年PBPは900km手前でDNFに追い込まれた。
ブルベの戦いは走り始める前からはじまっている。ブルベ初心者だろうがベテランだろうが。特に前日の使い方は特に大切。飲み過ぎ注意だ。w
天気予報を信じる
ブルベやっているヤツで天気予報を信じる人がいるのか?ブルベ初心者を自認しているあなたは、絶対に天気予報など信じてはいけない。
ブルベ前日の天気予報は・・・晴れは雨。曇りも雨、雨はもちろん雨で100%間違いないだろう。そのくらいの強い気持ちで行けば、ほぼ心のモチベーションはバッチリよ。
「曇のち雨」が、ゴールまで雨降らないかな・・・そんな考えはきっぱり捨てよう。スタートからゴールまで、ずっと降雨ですよ。それ。
特に九州のブルベやヘブンウィークを3回も走っていると天気予報にすがることはきっぱりと捨てている。いつも雨で向かい風はお約束ね。
雪が降っていない、もしくは台風でないだけマシと思えって。
自転車乗りの言う事を信じる
天気予報以上に信じてはいけないのが自転車乗りの言うことだ。嘘八百では済まないし八百長案件である。
あと5kmくらいだよ!が50kmと言うことはないが、あとちょっとが10kmくらいあったりするのは日常茶飯事だ。
普通のヤツがあとちょっとだよといえば・・・いいとこ1、2kmだよね。
また・・・この先はフラットだよ!は定番のデタラメ。標高200mくらいまでは全部フラットのようだ。どんなフラットだよ。本当にフラットだと下り坂と言いかねない。
遅いので先にどうぞとか、脚が終わっているとか、調子悪いとか、全然今日はダメだとか・・・あげだしたらキリがない。どんな二枚舌だよと思ったりする。
本当に自転車乗りの言うことで信じられるものはないと断言できる。そんなものを信じてペース配分ミスして失敗したら、誰を呪えばいいのかもわからなくなる。
唯一信じることができるのはハンドルバーについているガーミン先生だけだと心得よう。
平均時速20km/hで計算をする
これはアカン。かなりアカン。机上の空論はなはだしい!
ブルベ希望的観測でも平均速度20km/hはありえないって。よく考えろよ。
その初日の340kmは17時間で行かないって。どう考えても21時間だよ。絶対。そう・・到着は23時じゃなくて深夜3時よ。
平均速度20km/hで計算していいのは晴れ無風気温20度の日の200kmブルベのみ。
それ以外は100kmを6時間切れるようがんばって走ろう!バーチャルパートナーなんてとっくの3時間前に到着をしているよ。
まとめ
ブルベって走ること以外にやることやこなすこと、準備すること、用意するモノが多すぎる。
なので、いろいろ考えることが多く、またタスクが多数ある。ブルベ初心者だとなおさらだろう。
ただ、スタートラインに無事立つことができれば、半分くらいは達成していると考える。ミスや忘れ物はスタートまでのヤツが多いから。
スタートしてから忘れていけないのは「ブルベカード」「スマホ」「財布」ね。あとコレにオレは「カメラ」。胸から下げたブルベカード入れ、バックポケットに左から財布、スマホ、カメラ・・・をチェックするのはルーチン。忘れてヤバいヤツはルーチン化しよう。
ブルベは失敗とミスとの戦いよ。くれぐれも余計なハンデを自ら背負うのはやめよう。
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