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本当に長かったロンドンエジンバラロンドンを無事完走できました。
ホテルに戻ってきて、バイクを梱包。そして帰国の準備です。8月6日のフライトまで残り数日。ちょこっとイギリスを観光してから帰ります。
この記事の目次
バイクを梱包して帰国準備
そのため、バイクはあらかじめ梱包をしてクルマのトランクに収納。
ヒースローへつくまで、クルマの中に入れっぱなしの予定。
プチプチを敷いて、バイクをチェックします。
飛行機用の梱包なので、リアディレイラーやペダルなどの突起物を取り外します。
タイヤの空気を抜き、クイックをを抜きます。
ブレーキやクランクなどの可動部はすべてタイラップでしっかりと固定します。
洗濯物やジャージなどはすべてビニールにいれ風呂敷でつつみ輪行袋に同梱します。
これらはフレームなどの間に入れ緩衝材の役目もします。
ダウンチューブ下を見ると、5日間にわたる汚れがついてました。
ウェスで拭き取るとフレームに傷が入りそうなので、自宅に帰ってしっかりと洗車しようと思います。
フォークの裏もすごい汚れです。
輪行袋2つになってしまったので、ホイールはヒースローで詰め込みます。
この状態で、トランクにはまだ余裕があります。
右後席をたおしてスーツケース2つ。人が3人のれるのですからハッチバックとはいえ日本車のスペースユーティリティは抜群!ほんとうに良く出来ていますね。
イギリスより日本へ帰国
イギリス滞在も今日が最後です。最後まで気を抜かずに帰りましょう。
今日は夕方19時過ぎのフライトになっています。なので、のんびりとホテルをチェックアウトします。
チェックアウトタイムの11時までのんびりと荷物整理や梱包をします。
近くのガスステーションでガスを満タンにしてヒースロー空港へ行きます。
レンタカーだとほんとうに楽。レンタカー会社に到着をしたらカートを持ってきて荷物をのせます。
その前にホイール類を輪行袋へ入れます。
トヨタのレンタカー。本当にありがとう!
特にヨーロッパのレンタカーでオートマがあったことが、今回の旅行をとても楽に運ぶことが出来ました。
目立つブルーの車体は、どこに停めてもすぐに分かってよかったです。
ヒースロー空港のカートは無料で使うことが出来ます。アメリカだと出国の場合、カートにもお金がかかりますので、これは助かりました。
私たちののるANAはターミナル3です。
空港内でのんびりして、荷物を預け1時間前にはゲートに行きました。
私たちの乗るANA NH202便です。
もうすぐ19時というのに、ロンドンはまだこんなに明るいです。
搭乗開始です。またくるねロンドン!
無事に成田到着。
今回は荷物が多いので自分の車できています。
これから自宅まで車で帰るので、最後まで慎重に行きましょう。
この後、21時前には無事に自宅へ到着。ほんとうに長いイギリスツァーでした。
LELのスタッフ、ボランティア、出会ったライダーの方々、本当にありがとうございます!
すばらしいロンドンエジンバラロンドンでした。できたら4年後、またチャレンジしたいと思っています!!
ロンドンエジンバラロンドン大反省会
初の海外RMブルベ。とりあえず今後のことも考え振り返り、そしてちょっと反省をしたいと思う。
パンクをどんな感じだった?
ひとつ早めにチェックしたいことがある。それは今回のLELでパンクしたチューブとタイヤのチェックです。今回使ったタイヤはコンチのGP4000。マキシスの薄いチューブ。
ヘブンウィーク九州で1,500km走り、ちょっとセンターが減ってきたGP4000でしたが大丈夫と判断をしました。
チューブは軽量の薄めのチューブを使った。
タイヤの方を事細かく調べても穴が空いている所は見つかりませんでした。
タイヤを組むときに、いつもバルブとタイヤのマークなどを合わせているので、チューブの穴の位置からわかるのですが、その付近に何も後が残っていません。
チューブの方は画鋲か何かで刺さったような穴が開いていました。
結論的にタイヤは大丈夫だったけど、チューブは軽量薄いチューブではなく厚手のチューブを組んでおけばよかったと思っています。
今回のLELでは最後にパンクに見まわれ時間内完走がはたせなかったライダーさんがいました。
パンクは、本当に思いがけない時に振りかぶってきます。
最初のころパンクなんか頭から完全に忘れていました。しかし、後半になるとだんだんと「あれ大丈夫か?」「これは最後まで持つか?」という疑念がわいてきます。
そして、今、トラブルが起きるとマジで辛い・・・そんな時に起こるもんです。
私の場合もエジンバラを折り返して、それも夜の21時過ぎになってパンクに見舞われました。この手のことって、だんだんと終盤に近くなってから起こるんですよね。
実のところ、出発寸前までリアタイヤと軽量チューブを交換するかどうかで考えていました。
でも、結局(面倒くさくて)そのままで出発してしまったのです。予備チューブは4本、予備タイヤは新品・・・という言い訳で。
いろいろと忘れもの
完走できたことにより、だいたい問題ありませんでしたが、やはりいくつか忘れものをしました。
まずはサドルのレインカバー・・・なぜにコレを忘れた・・・?というくらい、帰ってきてガレージに入ったらしっかりと残っていました。
革サドルを使っているので、かなり必需品です。
出発直前までサドルにかぶせてあったのですが、自転車を輪行袋に梱包するときにはずして、そのままおいてきたようです。
現地では、ホテルにあった「シャワーキャップ」を代用してなんとかしのげました。
あともう一つはヘルメットヘッドライト
これは忘れたというより、意図的においてきた・・・という方が正しいです。
夜は寝る。夜間は走らない。朝は5時にスタートして22時にはドロップバッグを送ったPCに到着する。こんなスケジュールを立てていたのですが、あっさりと3日めにくずれさりました。
夜、走らないと決めると、逆に朝早くスタートできません。(3時スタートとか)
ペースの遅くなった後半、夜間走行が増えた時ヘルメットライトがないと視界確保が非常に大変です。コレを持って行かなかったのは、本当にダメでした。
この2点が本当に無くて困った忘れものです。
GPSとキューシートはどうだった?
今回のロンドンエジンバラロンドンにおいてルートチェックは、ほぼ全工程GPSを使いました。
GPSはガーミンEdge800。
全工程1,400kmのルートシート(キューシート)、そしてGPSトラック(gpxファイル)は主催者からすべて提供されました。
とくにガーミンで使うことができるgpxファイルは本当に助かりました。
gpxファイルは、ルートミスもなくスタートからゴールまで全く問題なし。主催者側が本当にすばらしいデータをあげていただいたこと感謝しています。
安心して走ることに専念できたことは非常に楽でした。
はじめての海外ブルベということもあり、初日はガーミンの道案内とサイコンの距離、それにキューシートをできるだけ突き合わせをして進みました。
特に日本では見ることが出来ない「ランナバウト」や英語表記と実際の風景のチェックなどを確認。
2日目からは、ほとんどキューシートを見ることがなくなりました。
それでも北に向かうにつれ、曲がるところが極端に少なくなる場合はキューシートに目を落とし、自分の位置を確認しました。
「オレ、どこ走ってんだ・・・大丈夫だよね」なんてつぶやきながら。
大会直前にルートの変更が一部行われました。その時点で私はイギリスにいましたので、キューシートの再プリントは不可能でした。
しかし、GPSのデーターも上がっていましたので、全く問題はありませんでした。
特に折り返しから、後半、夜間走行が増えてからはGPSのルート案内は本当に助かりました。
予備バッテリーを大容量2本持っていたので、5日間にわたる電源も結果的に問題ありませんでした。
折り返しから後半、ペースダウンによる夜間走行が増えたことにより、GPSに頼る頻度が非常に増えました。
また疲れからも、キューシートを1つずつチェックする余裕も少なくなったこともあります。
そのため、後半雨が多くなってきてGPSの雨対策に多少の不安がありました。
スタート時点、サランラップを巻いていたのですが、途中で劣化によりビニール袋に変えるなどして雨対策はしました。
防水のEdge800ですが、外部電源をUSBで引いているので不安要素があります。
3日めの途中、何らかの原因で一時的に画面が表示されなかった時は、本当に恐怖でした。
幸いキューシートと距離が正確だったこともあり、また他のライダーに引っ張ってもらい次PCにたどり着くことが出来ました。
PCでEdge800を外し、きれいに拭いて少しの時間乾かしたら無事正常起動した時、本当に安堵しました。
イギリスの田舎道、それもB級県道の畑の真ん中でGPSがトラブルと冗談抜きで心細くなります。
それだけGPSに頼りきっていたことを感じました。
初日にとりあえずは、GPSとキューシートの照らし合わせをしていたこと、全工程のキューシートはプリントしてラミネート加工しておいたことも、よかったです。
このようなことがあっても、やはりGPSメインのルーティングは必須と考えています。
今後は、トラブルに備え2台目GPSを用意することも考えています。
コントロールの食事はどうだった?
今回のロンドンエジンバラロンドンにおいてコントロールの食事はすべてエントリフィーに含まれていました。
そうです、コントロールの食事はすべて無料です。本当にこれは助かりました。頭下がる思いです。
約80kmおきにあるコントロールで水、食事、そしてベッドまで提供されるということは、本当にフルサポートと思っていいと思います。
一般的に「イギリスの食事はおいしくない」・・・と言われています。
今回のLELコントロールにおいて、そんなことはありませんでした。むしろ期待はずれ(?)なくらいおいしくいただけました。そんなLELコントロールの食事をちょっとご紹介。
これはスタート、ラフトンです。広い食堂でみなさん、自分のスタート時間を待っています。
これはプロローグを終わった朝8時過ぎで、かなり混んでいました。早い時間のスタートは朝6時前からスタートしていたはずです。
皆さん並んでいる列はサンドウィッチなどをいただいています。
で、私も2本ほどいただきました。ハムサンド。1本はフロントバッグへ補給食として。
スタートして1つ目のコントロールSt Ivesでの食事です。
うれしいことにライスがありました。左がトマトソース、右がカレーです。これはおいしかったなー
こちらの食べ方なのでしょう。ケーキやスポンジにカスタードソースをかけるんです。
で、このカスタードソースがあまり甘くないんです。私はきらいじゃないです。
おいしいです。
給水所です。ボトルの水を補給する場所は、ほとんどのコントロールでこのような感じでした。
水以外にもアイソトニック飲料を設置してあるところもいくつかありました。
マーケットラセンでの夕食です。今晩はここに泊まる予定ですので、かなりボリュームたっぷりでディナーにしました。
走っている時は、中々食べられない野菜も多めに。フィッシュはおいしかったです!
持参したスコッチウィスキー。自転車のボトルに水をくんできて水割りで。
コントロールにおいてアルコール類はおいてない場合が多かったです。PBPなどはどこのコントロールでもビール・ワイン・ウィスキーなど売っているとのこと。一部スコッチウィスキーなどおいてあるPCもありました。
あとは近くのコンビニとかでビールやワインを買っている方も散見しました。
エジンバラ折り返して、最初のコントロールであるTRAQUAIRです。このコントロールは小さい村のビレッジセンターがコントロールでした。
食堂はないので、テーブルに歓迎のケーキ、パン、スナックなどがおいてありました。こういう歓迎のケーキはほんとうにうれしいです。
バーナードキャッスルのリゾット。行きもこのリゾットをいただきました。疲れた体に温かいリゾットはホントおいしかったです。
ビスケットは補給食。
ビスケットやスナック、シリアルバーなどがテーブルに山積みです。補給食として持って行きやすいようにしていただいています。
こんな配慮があちこちにみられ、大変助かりました。
奥にはパンやフルーツも。これはPOCKLINGTON。
このような感じで、どこのコントロールも食事、水、フルーツなど大変充実していました。
補給食として持って行きやすいよう、個別包装されていたり、サンドウィッチなどがパックされていたりして本当に助かりました。
今回のLELは食事、水、補給に関してまったく不安なく、また恐縮してしまうくらいサポートされていました。
途中、食料や水分を買ったのは、ブランプトンコントロール(2日目仮眠)の手前でビールを買ったのと、最終日がとても暑く、休憩がてらアイソトニック飲料を4本程度買ったことだけでした。
ちなみに今回の全工程でお金を使ったのも、これだけです。
仮眠所ベッドについて
ロンドンエジンバラロンドンのコントロールにおけるベッドは、自由に使え、また寝ることが出来ました。
中間地点であるコントロールは200以上のベッド用意がありました。
私はマーケットラセンとブランプトンにドロップバッグを送りましたので、その2箇所において行きと帰り4泊しました。
こちらは最初の仮眠所として選んだMarket Rasenのベッドです。
多分体育館と思われる広い場所にエアーベッドがたくさん置かれていました。私は、かなり早い時間(19時)にチェックしたのでベッドは空き放題でした。
しかし、後半になると深夜到着や意図しない時間帯にコントロールへ到着する場合もあります。私も後半に0時過ぎや深夜2時過ぎ到着などありました。
そうなると、ベッドが開いていない場合もあり、予約をして空くまで待つ必要があります。ただ、寝ている方も起きる時間を指定しているので、予約時間にはベッドはほぼ間違いなく空きます。
もちろん、ドロップを送ったところ以外でも寝ることは出来ました。
ベッドチェックするときに起きる時間も聞かれますので、しっかりと起こされます。
小さいコントロールでは食堂テーブルと同じエリアにベッドが置かれていました。これはゴール直前Great Eastonのベッドです。
ゴールまでのこり50kmを切った場所にあるコントロールですが、私もここで40分ほど仮眠をしました。
周りの喧騒など全くお構いなしで眠ることが出来ました。
また寒さに関してですが、全く問題ありません。支給された毛布だけで寒くありません。私はすべてのコントロールで上はTシャツ1枚で寝ていました。
これだけの規模のサービスを用意するのはほんとうに大変なことだと思います。
今回のLELは仮眠するためのベッドは、もうホント文句ありません。ほんとうに感謝です。
いろいろ雑感とまとめ
今回、ロンドンエジンバラロンドンという海外ブルベを初挑戦して、無事完走できて本当に良かったです。
最後に、ランダムに感想、雑感を上げていきたいと思います。
(私は)GPS必須
何が一番持って行ってよかったかと聞かれれば、迷わずGPS(ガーミンEdge800)と答えます。
本当にルーティングに関しては苦労をしませんでした。ガーミンの指示に従えばスタート(プロローグも含め)からゴールまで全くキューシートが必要ないほどでした。
もちろん、GPSトラブル等に備えキューシートは必要ですが、後半はほとんど見なかったほどです。
途中、何回も(GPSを持っていない)ライダーからルートについて聞かれました。
逆にGPSを見ていないで全走者について行き、ミスルートは何回もありました。こんな時ガーミンが一生懸命騒いでいるのが聞こえないんですよね。気がついて視線を落とすと「オフコース」の表示が。
今後、海外ブルベを参加するにあたり、キューシートをなくしGPS予備持ちという方向も考えています。
外国人はふところが深い
ふところが深いというか、器が大きいというか、神経がないのか・・・理解できない大きさを感じます。
私などは今回必ず完走をするためにバイクをはじめ、ありとあらゆる、自分に出来るだけの準備をしました。
それが、彼らのバイクは「年代物の自転車」だったり、「シングルスピード」だったり、「倉庫から出してきたバイク」だったり・・・こういう方多かったです。
また深夜の道沿いでのんびりと食事していたり、おしゃべりしていたり・・・オレならさっさとPCを目指すなぁー・・・みたいな。
まるで自分から大変なことをウェルカムして、楽しければいいじゃん・・・みたいな。
同じルールの下で走っているはずなのに、この自分との違いを見ることは本当に楽しかったです。
ハブダイナモが多かった
ハブダイナモを使っているライダーが多かったような気がします。
もちろん台数を数えているわけではありませんが、昼間ヘッドライト点いている人や、フロントハブからコードが出ている人多いような気がしました。
最低気温は6度
これも聞いた話ですが、雨の降っている深夜のDevils Beeftub (スコットランド 標高407m)あたりで6度くらいの気温だったとのこと。
スコットランド側は全体的に涼しかったですが、イングランドは半袖で走っている方が多かったです。
完走率は8割
今回の完走率は約8割だったそうです。
実はとんでもない雨があちこちで降っていたのも事実です。ブランプトンだったかな、早朝(たしか3時ころ)すごい雨でおこされました。
また折り返しのエジンバラでかなり早いグループが豪雨に襲われ一部DNFしたとの話も聞きました。
私は走っている時、とんでもない雨は降られなかったので、もしかしたら運が良かったのかもしれません。
まとめ
今回のロンドンエジンバラロンドンは本当にすばらしいブルベでした。
初めての海外ブルベにもかかわらず、スムーズに走ることができたのは運営者、スタッフさん、そしてたくさんのボランティアさんのおかげです。本当にありがとうございます!
また行く先々で出会ったすべての方々、本当にありがとうございます!
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