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RM812 オホーツク 1300km 北海道の前半戦は一日中30度以上が続く、地元北海道民もこんな気温を経験したことがない・・・そう言っていたほどの暑さの中でなんとか走り通すことができた。
とにかく暑すぎて、こんなに自転車乗りながら水って飲んだっけ?水だけ飲んでいないで塩とか取る必要あるんだよねとか、とにかく熱中症にならないように登りはできるだけおさえて走った。
そんな中北海道地元民の方が言っていたんだ。「この暑さも明日空気が入れ替わる」・・・ホントかよと思ったが・・・その通りになり、後半戦は雨・風・低温との戦いになった。
この記事の目次
Day3(8/8)ホテル摩周202/803km 17時到着
紋別セントラルホテルを少し遅め5時半にリスタート。朝から雨模様・・・ただ今日はホテル摩周まで200kmのボーナスディ。できるだけ早く宿に到着をしてゆっくりと休息に当てたいと思っている。
CH6:カニ爪オブジェ:2/603km 6時
スタートしてすぐ、紋別、街の外れにある道の駅のカニ爪オブジェでCH6ゲット。
すぐにリスタート。次の能取岬までは100km以上ある。
CH7:能取岬:113/716km 11時18分
能取岬へ向かう道、途中にあったヤマザキショップで一休み。
そうめんとプリンをいただく。昨日まではドリンクを大量に持つ必要があったが、一転して気温が下がり水はさっぱり飲まない。ポーチとバックポケットのペットボトルも捨てた。
CH7能取岬716km 11時18分に到着。113kmを6時間程度なのでまーまーかな。今日はあと小清水の峠含む約90kmで終了。早く宿についてのんびりしたい。
CH8:ハイランド小清水:55/771km 15時13分
網走も抜けるとたぶんゆっくり食事できるところもないと思うので、道沿いの麺屋にはいる。
穴子天ぷらそば。うまい。1400円→1100円割引。うれしい。
小清水の上り・・・どーんと直線の登りが北海道らしい。
峠付近は雲の中。風はあまり吹いていなかった。
CH8ハイランド小清水 771km 15時13分到着。170kmを10時間弱・・・かなり遅くなってきているな。とにかく今日はこれでダウンヒルすれば、弟子屈で終了。さっさと行く。
ダウンヒル途中で屈斜路湖が見えた。
弟子屈のホテル摩周到着。時計を見ると17時ちょい前。まーまーな時間に宿に到着をできた。
すぐに荷物をおろし、バイクをきれいに拭いてエアを入れ直す。チェーンもきれいに拭いて新しいチェーンオイルを塗布し直す。台風が来ているこれからの太平洋側はかなりの苦行になる可能性も高い。
ホントゆっくりと気を緩めることができるのは今日だけかもしれない。
このホテル摩周は温泉がありとてもステキな宿だ。以前2015年PBP1000kmで泊まったこともある。
たぶん普通の方はこの3日目を釧路まで行くスケジュールを組んでいる方が多いと思う。オレはこの中日を距離短めで早めに宿について後半に備える作戦をしてみた。
18時の夕飯にも風呂に入ったあと、ゆっくりと行くことができた。のんびりと食事をすることができた。
しかし、明日は正念場とも言える襟裳岬経由浦河までの316kmとなっている。3時起きの4時スタートでのぞむ。明朝スタートに備え21時には寝た。
Day4(8/9)浦河イン316/1119km 20時到着
しっかりと睡眠時間を確保でき、3時起床4時にはペダルを漕ぎ始めた。
今日も雨である。そして太平洋に出ると風雨が強まる予報だ。
CH9:釧路市 幣舞橋:75/877km 8時
弟子屈をでて釧路までの道のりが、これまた難儀した。けっこうなアップダウンが延々と続く道。雨風も強まっていく・・・やっとこ釧路に到着。
CH9:釧路市 幣舞橋 877km 8時に到着。74kmを4時間ほどかかっている。平均時速20kmをちょい割っているがそんなに悪くない。
幣舞橋をターンして襟裳岬を目指す。ガーミンをセットすると189km・・・きびしいな。今日はコレに加え襟裳岬から浦河まで約50kmもありトータル250km弱の工程となる。
朝8時スタートで約250km弱・・・できれば21時前にホテルに着きたい。
CH10:襟裳岬風の館:189/1066km 17時40分
セブンイレブン白糠店9時30分到着。この太平洋側は極端にサービスが少なくなる。トイレもまばらなのでなにか出てきたら寄る必要も出てくる。
風雨が強まってくるが、ラッキーなことに追い風方向が助かる。しかし気温もどんどんと下がり、ついにお腹にホッカイロを2つ入れる。マジか・・・
猛暑の北海道予想であったがやっぱり持ってきてよかったホッカイロ。
途中トイレ休憩や補給休憩をはさみ進む。防災センター系の公衆トイレでは暖房がかかっていて、あまりの気持ちよさに15分ほど寝落ちした。ホント気持ちよかった。
とんでもなくずぶ濡れなので、ちょっと食堂などに入店ははばかるレベル・・・しかしコンビニなどは皆無だ。そんなこんなで襟裳岬が近づく。
襟裳岬に近づくとどんどんと風邪が強まる。岬の駐車場に出ると、立っているのがやっとなほどの風が吹き、よろよろしながら看板にたどり着く。
CH10襟裳岬風の館1066km 17時40分 約190kmを9時間40分で到着できたのは助かった。
後で聞くところによると、このときの風速は25mを超えていたとのことだ。本当に明るいうちに襟裳岬到着できてよかった。暗くなってからでは動けなくなること間違いなし・・・というか身の危険を感じるくらい。
風上に体を傾け本当にゆっくりと岬を離れる。たぶん岬を離れれば、この風も少しは遮ってくれるだろう。
襟裳岬を離れるとホテルのある浦河まで約50km。暴風雨の中ホテルへ急ぐ・・・
浦河インに20時ちょい前に到着。315kmの風雨の中16時間で到着できたので良しとする。ここまでくるとやっとこ完走が見えてくるかも・・・
オレは初日5時にスタートをしているので、カットオフは明日の18時になっている。残り200km弱ではあるが、明日は念には念を入れ4時半スタートとする。
200kmブルベと同様13時間半を使ってゴールを目指したい。
Day5(8/10)ゴール・セブン当別太美店:1309km 16時16分
最終日浦河インを4時半リスタート。
スタート時雨は降っていなかった。風は横風・・・たまに方向によって追い風気味になる。予報によると日高を超えたあたりから北風になるので半分の100kmは向かい風になるかも。
走り始めていい感じではあったが・・・30分ほどで雨が降り出す。正面に虹が見えて、もしややむかと思ったが、そうは問屋がおろさない。このあと、1日中豪雨であった。
昨日より寒い・・・気温も10度近くまで下がっている。今日もお腹にホッカイロ2個。それでも残りが100kmを切ってくればかなりの悪天候でも希望が見えてくる。
北上するに連れ北風に変わり残り100kmはやはり向かい風。
残り約50kmくらいのところで「道と川の駅 花ロードえにわ」でカレーうどん800円をいただく。ずぶ濡れ状態の時、道の駅のレストランやフードコート系は入りやすく助かる。
ゴールまで残り少しになった時雨が上がる・・・石狩太美の街が見えてきた。次の交差点を左折して踏切渡ればゴールのセブンイレブンが見えてくる。やっとこ帰ってきた。
ゴールのセブンイレブン当別太美店到着。
レシートゲット。16時16分到着。
このあと、行きで泊まったふとみ鉱泉万葉の湯にもどる。ホテル外ですぐに帰りの準備の輪行開始する。腰を下ろしてしまうと動けなくなりそうなので・・・
輪行完了をして、どこか食事行こうと思ったが、何故か火曜日はどこも定休日。しかたなく惣菜と缶ビールと日本酒を買い込んでホテル内で打ち上げ。
今シーズンラストのRMもなんとか完走にこぎつけました。
まとめ
やはりいつ来ても北海道の自然はキビしい。ゴールまでたどり着けたのも本当にらっきーでしかない。どこか歯車がちょっと狂っただけで、簡単に奈落へ直行は間違いないと思う。
【北海道備忘録】実は心のどこかで北海道1300は時間の余裕もあるし楽勝だろーw・・と思っていた。本当にごめんなさい。
ゴールたどりつけたのは単にラッキーなだけで、何かがちょっと狂ったり、少しの時間差だったり、その場の判断次第で暗転したのは間違いない。北海道って魔物が住んでいると思う。
— yasu@ブルベ人中の人(BRM911予定) (@yasu_tomioka) August 12, 2021
本当に良かった。このような走る機会をいただきましたAJ北海道さんありがとうございます。
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