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とうとう最終日を迎えたAlpi4000の6日目!6日間大きな天候の崩れもなかった。ヘロヘロではあるが、とりあえずは最終日に立てたことは、うれしい。
ただ、毎日日付を超えてのオーバーナイトコントロールへ到着となっていて、体も疲労はかくせない。足もケツも手も悲鳴をあげる寸前ね。
というわけで、残り169km行ってみようか!
この記事の目次
Stage 15 - Spormaggiore - Silandro 111km
昨晩も到着が2時を超えてしまった。足もケツも痛いが、今回は特に手がキテいる。右手首が異常に痛い。まぁ、最初からDHバーを捨ててきて、通常のRM1200kmよりも距離が長いのだから、はじめから分かっていたこと。
わかっていても、痛いよねw
Spormaggioreに最終日の朝がやってくる。今日もいい天気のようだ。今日も暑そうだ・・・さぁ、ボルミオへ帰るぞ。起床5時過ぎ。
朝食を軽くいただく。コントロールは、ホント閑散としている。ウチラも早く行かなくては。とにかく日没前くらいまでにステルヴィオ峠を超えたい。
ボルミオの夜の寒さを考えるに、あまりステルヴィオで深夜になると、マジでやばいから。まぁ、でもそんな簡単に問屋は卸してくれないのは知っている。
というワケでAlpi4000最終日。Cube号、がんばってくれな。
最終日リスタート前。石井さんと岩本さんと。岩本さんが・・「とうとう最終日、ここまでこぎつけましたねーー」と不敵な笑み。メッチャ印象的であった。時計を見ると朝6時ちょい過ぎ。
残り約170kmではあるが、手前にはPALADE峠、奥にはステルヴィオ峠と2段構え。なにかあったら完走手前でアウトになるよ。というわけで、気を引き締めて行こー!
ステルヴィオ峠は覚悟をしているが、実を言うとその手前にあるPALADE峠は難敵と思う。標高も1512mとしっかり1300mほど登る・・・カットオフは20時だけど、気をゆるめるとまじヤバイ。
今日もいい天気で冗談抜きに暑い。
このようなサイクリングコースに入る。
高原のサイクリングコース、ルンルンというわけではない。かなりな灼熱地獄と、やれた手足ケツでヒーヒー言っているよ。
微妙なアップダウンに苦しむ。この後、ガスステーションESSOを見つけて小休止。
ヤバイくらい暑い。
リスタート。PALADE峠にアタック。
ヘロヘロ登る。
PALADE峠が見えてきた。時計を見ると11時過ぎ。なんとか午前中にピークに到達をした。今日スタートして約50km・・・5時間くらいかかっているじゃん。
かなりやばいよね。残り120km。で、ステルヴィオもある。
PALADE峠到着。さっさとダウンヒル。
峠降りてコーラ小休止。マジで今日も暑い。
体がキテいるときに、このようなグラベル・・・いやコレはオフロードだろ?こんな悪路を走るのはツライ。手足ケツにくるのはもちろん、タイヤバーストしたらマジヤバイ。
精神もきつい。
山岳サイクリングコース。これも微妙にキツイ。つーか、全部キツイ。早くゴールしたい。
川の脇のサイクリングコースを抜ける。正面に高い山が迫ってくる。あれを超えればゴールボルミオよ。
最後のコントロールSilandroに到着。レストランのようだ。時計を見ると14時47分とか・・・
深夜に到着したライダーはどうなっているのだろう・・・
Alpi4000最後のコントロール。あとはゴールチェックで終了だよ。とうとうココまで来た。あとはゴールボルミオまで58kmでコンプリートよ。
Silandro到着。6日目111kmを14時50分到着。9時間くらいかかっているじゃん。ただ、けっこう来ているのでステルヴィオ峠アタック前にちょっと休みたい。
最後のコントロールはレストランになっていて、お好きなパスタを頼めた。マジでおいしかった。
追加のアイスクリーム。マジでうまい。
生ビール飲んでいるヤツいた。あー、オレも生ビール頼めばよかった。後の祭り。タイムオーバー。
その後、庭の方で昼寝タイム。寝ないとマジ持たない。30分昼寝。
Stage 16 - Silandro - Bormio 58km
16時にリスタートした。だんだんと山の懐へ入っていく。
ランしているヤツもいる。マジか。大丈夫なのか?こんななんも無いところでランして?
ステルヴィオ峠麓の町に到着。あとはあの山に登って、下ってボルミオに行けばAlpi4000コンプリートよ。時計を見ると16時40分。
日のあるうちに峠へ行きたい。日没5時間、カットオフまで10時間の持ち時間はある。
STELVIO ステルヴィオ峠はオープンをしている。ただ、このところ夕方になると雷雨っぽくなっている。実際に先週ボルミオに滞在していた時も、夕方必ず雷雨になっていた。
今日もその兆候ありそうかな・・・
登り始めて30分ほどでTO GO 20kmの表示が。あと20kmでステルヴィオ峠か・・・時計を見ると17時20分。
時速5kmで21時過ぎ、時速4kmだと22時過ぎ。できれば21時過ぎで行きたい。
どんどんと標高を上げていく。正面の山が近づいてくる。
アルプスの風景よね!これだけ見れば、みんな憧れヨーロッパアルプスサイクリング。
当の本人はボロボロ、ゼーゼーで登っている。早く終わってほしい。それだけ。
ステルヴィオ峠が全貌を見せた。あの上まで行くのね。コーナーはあと24個のようだ。キツイ。
ステルヴィオ峠をヘロヘロ登っていく。もうダメ。休んで下界を見ると、今登ってきた景色がずっと下の方に見える。
3つ手前画像にあるホテルみたいな施設が、スゴイしたの方に小さく見える。20時半。あと1時間で真っ暗になる・・・早くピークへ。
あと2kmと表示。この表示3km手前から出現。あと2km・・・・念仏状態。20時50分。
あと・・・1kmでステルヴィオ峠到着。キツイ・・・21時。1kmに10分かかっているから、やっぱ時速6kmだ。あかん。
かなり暗くなってきた。下の方に自転車のヘッドライトやテールライトがいくつか見える。
ステルヴィオ峠に到着。
ゴール手前で何人かのギャラリー?子どもたち?10人位がゴールお出迎えしてくれた。マジうれしかった。やっとこステルヴィオ峠に到着できたぜ。
これであとはダウンヒルでボルミオ戻ればAlpi4000コンプリートよ!
ステルヴィオ峠にはシークレットとしてコントロールがあった。
で、このステルヴィオ峠がALPI4000のゴールとのことのよう。21時19分ゴール認定。
トータル時間134時間19分で完走したようだ。やれやれ。
おまけ:タイヤバースト・ホイール破損のボルミオゴール
ステルヴィオ峠に到着して、ゴールチェックとなりやれやれとは言うもの、まだボルミオまでの約25kmほどのダウンヒルが残っている。で、空を見るとすごい雲。気温もどんどん下がる。
来た・・・ポツッ・・ボタ・・バタ・・・ざぁぁあぁぁ・・・降ってきやがった。
あと1時間待ってくれれば助かったのに。大雨の中、ウィンドブレーカーとレインウェアを着込んでステルヴィオ峠のダウンヒルに望む。石井さん、オレを待っていてくれて、大雨に巻き込まれる。スマンです。
石井さんを先導して、ゆっくりダウンヒルを降りる。こんな時ディスクブレーキの恩恵を受ける。しかし、やっぱり問屋は卸してくれなかったよ。
ステルヴィオ峠から5kmほど降りると、ボルミオ側は雨が降っていなかったようで路面が乾いてきた。助かったとばかりペースを上げたその瞬間・・・オレの視界の中に路面いっぱいに散らばった岩の破片が・・・
ヤバイと思い、1番小さそうな石に向かってその間を抜けようと思ったら、フロントにヒットした。
・・・ダメかと思い、リアブレーキで減速。その瞬間フロントがバアアアァァァンンンンnnnn・・・・と、爆発した。
一気に抜けるフロントのエア、リアをロックさせないように、ゆっくりと路肩に止まる。ボルミオまで残り10km・・・予備タイヤは持っていない。
タイヤブートで修理できなければ、10km歩くようだ。いやバーストタイヤはいたまま、行けるとこまで行くか・・・そんな思いでタイヤをチェックすると・・・
とりあえず、サイドカットで済んだ。しかし、あと10kmと言うところで・・・いつものことながら問屋はおろしてくれない。時計を見ると22時すぎ。
ステルヴィオ峠のゴールしたのだから・・・あとはボルミオに這ってでも帰ればいいんだよね?28日3時のカットオフは、もうクリアしているんだよね?
とりあえずサイドカットなのでタイヤブートで修理する。
しかし、さらに問屋は卸してくれない。修理したタイヤで、ペースを落とし気味でダウンヒルする。
ペース落とし気味も、だんだん大丈夫とわかるとペースは上がる。そんな感じでアプローチしたダウンヒル右ヘアピン・・・1番減速の強度が高まりセンタラインアウトからインへ切り込んでいった矢先・・・
ペキッ!!!!
ペキッ?ペキッ?・・・おいおい、この状況で、そういう音はしないだろ・・普通?
そんなツッコミを自分で入れているといきなりバイクが急減速した。まぢかよ・・・たのむぜあと6kmなんだから。
バイクを降りてチェックすると・・・
ホイール、ぐにゃぐにゃ。どうやらスポーク折れ。カンベンしてくれ。マジで残り6km歩くこと覚悟した。
いずれにしても、スポーク折れなので、ホイールはダメ。エアが入っているとタイヤがフォークにあたり走れない。
ギリギリエア抜いて、タイヤがフォーク擦りながら行けるところまで行く。どうせボルミオまでほとんどダウンヒル。オレたスポークはひねってフォークに当たらないよう絡ませる。
リアブレーキのみで、ゆっくりとボルミオ向けてノロノロ走る。最後まで楽しませてくれる。石井さんスンマセン。
ステルヴィオ峠のダウンヒル向こうにボルミオの街の明かりが見えたときは、ステルヴィオ峠到着したときよりもうれしかったよ。
ボルミオゴールに戻ってきた命からがら・・・フロントのエアはもう抜けきる。タイヤ外れないで。
時計を見るともうすぐ0時。タイヤバーストして、修理込みで10kmのダウンヒルを2時間近くかかってしまった・・・何もなければ23時前に到着をしていただろう。石井さんスンマセンです。
ボルミオのゴールチェック。チェックを頂き賞状とフィニッシャーTシャツをいただく。
一気に脱力。
サインボードに到着のサインを入れる。
やっとこ、一段落をした。
Alpi4000ゴールした。ホント長い6日間であった。時計を見ると28日になっている。
BRM140のリミットまで3時間を切った。
とりあえず、ヘロヘロだが、石井医院長とまずはゴール乾杯。チキンのソテーをいただきビール2杯ほどいただき、帰路についた。
なかなか最後まで許してくれなかったAlpi4000ではあるが、無事にゴールできたことは、ホントうれしい。
ARIスタッフの方々、ボランティアの方々、ご一緒できたライダーの方々、その他道中であった方々、サポートしてくれた家族、みんなありがとうございました。
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