記事はプロモーションが含まれています
ブルベとDNFはつきもの、そしていつも背中合わせと思います。ロングライドの中でも特に距離も時間も長いため、走る意思とは裏腹にさまざまなトラブルや事件に遭遇する可能性も高い。
またスタートはいい天気でも、深夜にかけて豪雨、嵐は日常茶飯となっていて、今日もDNFの予感がひしひしします。
今日はそんな折れそうな心を後押しするようにDNFの決断をする時とは?またDNFしても大丈夫のように、念の為の準備などについて見ていこうと思います。
この記事の目次
- 1 オレのこれまでのブルベDNF 5つ
- 2 2013年SMAシドニー・メルボルン1200km:DNF
- 3 2015年PBPパリブレスト1200km:DNF
- 4 2016年宗谷600km:DNF
- 5 2017年TikiTour1200km:DNF
- 6 2017年SMAシドニー・メルボルン1200km:DNF
- 7 ブルベのDNFを決断する時
- 8 ブルベには必ず輪行袋を持つ
- 9 ブルベエントリーに輪行袋は必ず持つ
- 10 自分の弱点を理解してアイテムを持つ
- 11 DNFの危険がいきなり襲ってくる
- 12 スタート前からいやな予感がする
- 13 だんだんと雲行きが怪しくなる
- 14 DNF(輪行時)に必須アイテム
- 15 ブルベにはタオルと着替えを持つ
- 16 シューズはSPDにしておく
- 17 SPD-SLの人はクリートカバーを持とう
- 18 ナップザックは輪行時に便利
- 19 まとめ
オレのこれまでのブルベDNF 5つ
オレはこれまで走ってきたブルベで5つほどDNFをしている。あと、途中中止1つ。
国内1つ、海外4つという内訳。
2012年の最後のヤビツ200kmを完走して、2013年から本格的にブルベをスタート。
これまでトータルで国内外44のBRM、RMを走った。
- 国内BRM:32完走
- 国内RM:3完走(2015年北海道、2016年岡山、2021年岡山)
- 海外RM:10完走(2019年PBP含)
- 国内RM1200km:1中止(2014年北海道1200km)
- 国内BRM:1DNF(2015年宗谷600km)
- 海外RM1200km:4DNF
このような内訳。DNFを言い訳してみよう。
2013年SMAシドニー・メルボルン1200km:DNF
この年、LELロンドンエジンバラロンドンを完走して、ちょっと余裕でエントリーをしたSMA1200km。
シドニーからメルボルンの山岳巡りで1200kmは力不足で余裕のリタイア。
2日目、2回のPCすっ飛ばしで戻ったり、タイヤバースト、チェーン脱落など、これまで味わったことがないトラブル続出。
力不足のところへ色々と重なり、PC2のカットオフタイムに30分届かず・・・リタイアとなった。オレのブルベ初リタイア。
2015年PBPパリブレスト1200km:DNF
もう、余裕の完走を確信して乗り込んだフランスにヤラれた。
調整失敗、2日目にストレス性胃炎をかかえてブレストをターンした時には、まだ時間の余裕があった。
しかし、2日間飲めず食えず吐きまくり・・・で、生命の危機を感じたTINTENIAC 865kmでリタイア。
結構このリタイアは堪えた。今後DNFはしないと誓う・・・
2016年宗谷600km:DNF
えっと、これは余裕完走できる体力も残っていたけど、やる気なくして稚内でリタイア。
この年、家族でフレッシュ完走して、嫁さんと長女の家族全員SR取得をもくろんでいた。
この前の釧路400kmで長女完走したが、嫁さん根室でDNFした。そしたら嫁さん、宗谷600kmをDNSした。
一緒に走った長女もヒザの不調を訴えPC2でDNF。そのまま1人で稚内まで行ったけど・・・嫁と長女を引くはずのオレだったが、後ろ全滅してモチベーション無し。
さらに嫁さんがレンタカーを借りて観光をしていた。次の日宗谷岬観光すると聞いて稚内でリタイア。これはしょーがないよね。
2017年TikiTour1200km:DNF
これも余裕とは言えないけど・・完走を確信して乗り込んだ。なんといっても前年2016年は4本のRM1200kmを完走している実績背負っていたし。
特にタスマニア1200km、GSR1200km完走はかなりの自信になっていた。
しかし、その自信から来る過信により2日目腹痛でDNF。2年前のPBPとおんなじだよ。アホ。
初日からずっと冷たい雨。2日目もずっと雨。調子は良かったが想像以上内臓に負担がかかっていたよう。
で、2日目スタートして50km位のところで腹に異変を感じる。さらにドロップバッグへ胃薬忘れる痛恨ミス。最後は吐きまくって回収車にDNF宣言して拾われる。
2017年SMAシドニー・メルボルン1200km:DNF
シドニーメルボルン2連敗ですわ。
初日スタート5分で落車した。その後取り戻せず2日目の夜回収車に拾われた。
だめぢやん。
ブルベのDNFを決断する時
宗谷600kmのDNFは目的を失ってのDNFなので、まー、しょうがない。
その他の国内BRMはすべて完走をしている。そもそも国内ではDNFはしないと思う。もしするとしたら事故とか怪我なのだろう。
なぜなら走れそう無い場合、オレは迷わずDNSするから。
https://www.longride.org/longride-rain-dns/
国内BRMはすべて練習と位置づけをしているので、無理はしない。必ず完走をする。
これには理由があって、つらい状態でDNFするとブルベをキライになりそうで。なので、ダメそうな場合は走らないということを選択するワケです。
3本の海外RM1200kmのDNF理由はタイムアウト1本と胃痛2本。
なので、オレのDNF対策は胃痛と眠気がメインとなっている。50歳も超えると辛抱きかないのよね。
薬も結構たくさん持っている。対策はイヤというほどしている。準備も毎回万全で臨む。
それでも、自分のDNF決断する時がある。それは・・・
「吐いたらDNF」
ブルベには必ず輪行袋を持つ
ブルベのDNF準備は怠りなくしておこう!ブルベは大人の遊び・・・と言われますが、それはすべて自己責任、自己完結をするというものです。
普通に自転車に乗っていれば、それは基本的なことですが、色々なサイクルイベントに出たりすると、お客様気分はどうしても感じてしまう。
ブルベをスタートして、無事にゴールまで戻ってこられれば、それは問題ない。しかし、途中で何が起こるかわからないのも、またブルベ。
というわけで、ブルベにエントリーする場合、いつもDNF(リタイア)を念頭に準備しようと考えている今日このごろです。いつでも安心してDNF出来るよう日頃からブルベ準備と一緒にDNFのことも考えておくとよいかと思います。
ブルベエントリーに輪行袋は必ず持つ
出典:アマゾン
近くのサイクリングコースへ行くのであれば必要ないが、ブルベを含めある程度距離のあるサイクリングに行く場合、輪行袋を必ず持つ。
徹底をしてほしいと思う。
体調の不良はもちろん、ロードバイクのメカトラブル、落車、仕事の連絡、帰宅しなくてはいけない事情など、いろいろな事が起こる。
そんな時にお世話になるのが公共交通機関、鉄道などだろう。鉄道で輪行をする場合、必ず専用の輪行袋に入れる必要がある。
たかが200g程度の重さだ。絶対に持とう。
「輪行 ゴミ袋」「輪行 ブルーシート」とかでチェックしてみてくれ。それはやっちゃいけないということを、さも得意気に画像やブログで上げている方が多数いる。
これはダメなのだよ。なぜ輪行袋持たないの?河原のサイクリングコース練習やチーム練習でトランポ同行とか歩いて帰れるとか、家族に電話してレスキュー来るとかなら持たなくてもいいだろう。
自力で帰ることができない可能性が少しでもあるのならブルべに限らず輪行袋所持は必須と考える。
あと、サドルやハンドルが出ている輪行袋とか、サイズが完全にオーバーしているヤツとかもダメです。
自分の弱点を理解してアイテムを持つ
DNFの危険はいきなり襲ってくるパターンと、スタート前からいやな予感がするパターン、まただんだんと雲行きが怪しくなるパターンなどがあるだろう。
DNFの危険がいきなり襲ってくる
このパターンの一番原因は「落車」「事故」ではないだろうか。コレばかりはどうにもならない。
いきなり道に穴が開いているとか、動物と激突とか、落下物に衝突とか、よそ見とか・・・どうにもならないので神頼みをするか。
「白崎八幡宮」は、交通の神として領民の方々からの尊崇の念が深く江戸時代には、海上の守護神として城主吉川氏はもちろんのこと他国の大名でさえ、海上に船を停めて礼拝されるほどだったのこと。
備えあれば患いなしだ。
スタート前からいやな予感がする
あるんだよ。いやな予感て当たるんだよ。
ただ、そこへ至るまでの行動で早くもその予感の道筋は立っている。なので、十中八九、百発百中でその予感は当たる。
寝不足の場合、その予感はたぶん頭がボーッとしているだけの場合もある。
そんな時は好きな音楽でもきいて気晴らしをするのが一番ではないだろうか。
だんだんと雲行きが怪しくなる
このパターンでDNFに追い込まれるのが一番多いのではないだろうか。
スタートは調子よくて、調子に乗って膝痛めるとか、腹痛くなるとか・・・あっ、オレか。
あとはいきなりの天候急変や気温急低下、予想外の残暑とかな。
1日中晴れ予報がいきなりの雷雨とか、夏日予想の夏装備で走りだしたら息真っ白とか、寒さ予報の万全装備していったらまさかのフェーン現象とか。
ブルべは相当の距離を走るので、天候の雲行きはもちろん、心の雲行きもかなり悪くなる。
そんな時はスタート前に周りをよく見る落ち着いた心が必要なのかもしれない。
DNF(輪行時)に必須アイテム
DNFする気満々でブルベに出たり、自転車イベントに出たりする人も多くはないと思う。
しかし、自転車を降りて電車などに乗れば普通の人々と一緒です。なので、できるだけ目立たないように普通の人っぽくするのは良いかと考えます。
そのため、オレはブルベにエントリーする場合、必ず鉄道に乗っても大丈夫なように用意をします。
ブルベにはタオルと着替えを持つ
ブルベには必ず、タオル、テイッシュ、Tシャツを持ちます。
2013年よりはじめたブルべですが、今だ鉄道DNFは1回もないのです。なのでまだ使ったことありません。
しかし、必ずこの3点は持ちます。汗だくの自転車ジャージで電車にのるのは、自分もイヤだし、周りにも相当不快な思いをさせるでしょう。色んな意味で。
さらに、自転車乗り最悪・・・と思われるのは、やはり良くないと考えます。
なので、せめて上だけは汗だくジャージを脱いできれいなTシャツに着替えるように準備をしています。
シューズはSPDにしておく
ブルベに限らず、いつもシューズはSPDにしています。歩きやすいし、クリートでフロアなどを傷つける心配が少なくてすみます。
出典:アマゾン
オレの使っているシューズはシマノ SH-M089E MTBトレイルシューズというやつだが、すでにカタログ落ち。今だとこのシマノME3かな。
色も黒で、自転車用のシューズとして目立たないこともよい。
出典:アマゾン
SPDペダルは定番のシマノ 片面SPDペダル EPDES600がよい。
SPD-SLの人はクリートカバーを持とう
絶対にSPDはイヤ。SPD-SLじゃないとダメ・・・そういう方は、ぜひクリートカバーを持とう。
出典:アマゾン
クリートで滑る心配も少なくなり、なんといっても歩いている時にカチャカチャとクリート音がしない。あの音は間違いなく周りにフロアを傷つけていると、思わせてしまうだろう。
それを防ぐ意味でも、ぜひクリートカバーを付けてほしい。持ってほしい。
ナップザックは輪行時に便利
出典:アマゾン
DNFした時の輪行時に、ナップザックは本当に便利。
変に目立つ反射ベストやグローブ、輪行袋の収納袋や周りの細かいものを突っ込んでおける。
帰りの電車内でのおやつなんかもコンビニで買った時に収納できる。かなり便利よ!
まとめ
ブルベに限らず、自転車やロードバイクに乗っている人が、わざわざDNFしにどこかへ出かけるはずはない。しかし、何らかの理由でロードバイクを降りて、鉄道を始め公共交通機関を利用する場合、ルールに従う必要がある。
さらに、できるだけ目立たず、周りに迷惑をかけないというのは当たり前のことだ。
ブルベに限らず、ロードバイクで出かける時は、DNFのことも念頭に置いて準備をしよう。
DNFしないための準備については以下の記事を見ていただければと思います。
あといやな予感がする時は、次もあると納得してDNSは悪くないと思うよ。DNSは逃げることではない。勇気ある決断なのだw
最新情報をお届けします
Twitter でyasu@ブルベ人中の人をフォローしよう!
Follow @yasu_tomioka↓↓ワンクリックです。ぜひ記事を評価してください。