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ブルベ・ロングライドでDNF/リタイヤをしないための対策、そして準備について考えてみたいと思う。ブルベをある種の競技という目線で見て、完走を勝利とするなら、それに対しての準備はとても大切と考える。
さて、300km、400kmはもちろん、長いブルベ・・・特に600km、1000km、1200kmを走る時、リタイヤをしないためには、非常に準備が大切と感じている。
200kmくらいなら、えいや!・・・で、行ってもどうにかなるかもしれない。いつものサイクリングコースと同じ仕様でいっても、コンビニさえあればなんとかなるはず。
しかし、オーバーナイトが伴うロングなブルベの場合は、やはり事前準備が非常に大切。
ブルベを走る場合、DNFしないための準備をこねくり回してみよう。
ちなみに上の画像はオーストラリアのブルベでのドロップバッグ兼リタイア回収バンであるw
この記事の目次
自転車に乗る練習を必ずしておく
ブルベは自転車に乗っての長距離認定。30km程度のポタリングならママチャリ、ぶっつけでもいける。しかし最低200kmという距離はそうは問屋が卸さない。
平均時速20km/hで行って3回程度のPCを考えると10時間以上の時間軸を考える必要がある。
なので、きちんとロードバイク・自転車に乗って練習しておく必要がある。当たり前だが。
完走するのは目的目標であるが、その前に安全にケガなく事故なく帰るのが大切。遊びだから。
体力も精神力もきちんと練習しないとつかない。繰り返すが2、3時間のサイクリングならなんとかなっても10時間以上ロードバイクに乗ると結構危険もつきまとう。疲れてくるし、暗くなるしな。
集中力落ちるし、バイク操作も雑になる可能性がある。疲れてくると。
その体力、精神力を高めるためにも自転車・ロードバイクに乗る練習は絶対に必要と考える。完走はもちろんだが、家に帰るまでが大人の遠足・遊びなのだ。
前週にはバイクも含めすべての準備を完了しておく
ブルベって、普通の自転車に乗ることよりもやることなすこと多いと思うのですよね。
なので、DNFする時って準備不足という理由は結構あると感じる。
せめてブルベ出走をする前の週末までにはロードバイクの整備はもちろん、持っていくものやアイテム、グッズの準備は必ずしておくと良いと思うの。バッテリーの充電とか、ガーミンGPSのファイルを入れておくとか、キューシートのラッピングとか。
準備をきちんとしておくことで、後述の前夜寝る前に不安がなく熟睡できるというものだ。
寝る前に不安を残さない(準備をきちんとする)
600km、1000km、1200kmブルベを走る場合、かなりの方が遠征をするのではないだろうか。遠征とすると、前日はスタート近くのホテルや宿をとることになるだろう。
自宅を出てしまえば、大体の準備は完了をしているはずなので、後戻りはできない。それまでの準備は非常に大切。
さて、いざ宿についたら、必ず明日のスタートに対する準備はすべて完了させることは心がけよう。
もしかして、前夜祭などが予定されているかもしれない。絶対に前夜祭行く前にすべての準備を完了させてしまおう。
明日、起床をしたら、どのように着替え、準備して、宿を出るのか・・・そこまでシュミレーションすることもおすすめ。
ボトルの水なども当日などと言わないで、絶対に前日やっておこう。GPSのバッテリー群のセットなどもね。
とにかく、寝る前に・・・「アレやったけ?」「これどうしたっけ?」などと考えると寝られなくなるから。必ず余裕のあるうちにスタート準備を完了しておこう。
前日は早めに寝る・睡眠十分
前述の事前準備をきちんとやるには理由がある。そう、前日の睡眠をきちんと取るためだ。
とにかくロングなブルベを走る場合、前日の睡眠は十分すぎるほど取っておこう。別にとんでもない早い時間に寝る必要はない。あまり早い時間に寝ると、逆に深夜目が覚めたりするからね。
なので、前夜祭があるにしても、ある程度早めに切り上げ、また夕飯はできれば早めに完了をして、消化がきちんとされてから就寝するとベストだろう。
まー、前日いつも飲んだくれているオレが言っても説得力ないが・・・とにかく睡眠がきっちりできると、かなりDNF率が減ると考える。
悪天候の場合のDNFポイントを事前チェックする
雨や低温などブルベのDNFはかなり天候に左右される。今週末もいつもの例に漏れず天候が荒れるようなので・・・気をつけよう。
さて、悪天候のブルベにエントリーする場合、必ずやってもらいたことが、楽に無事に帰ることができるDNFポイントの事前チェックだ。
このポイントを事前に確認しておくことはかなり大切。このようなポイントを現地で「どうしよう・・・どこでやめよう」なんて考えるのはとても危ない。
DNFポイントは、鉄道駅だったり、宿のある街だったり、大きな峠の手前だったり、スタートに戻りやすいところだったり、色々ある。
そこまでの距離をきちんと把握をしていれば、最低、そこまではがんばれるはず。さらに・・・いがいとそこまでがんばれれば、復活するかもしれない。
いずれにしても、安全に、無事に帰ることがいちばん大切だ。安全なDNFポイント事前チェックは怠りなく。
まぁ、走る前からDNF準備もどうよとおもうが、備えあれば憂いなし。合わせて以下も目を通していただけるとうれしい。
ドーピング(薬)の準備をする
各自の薬は用意されているだろうか。基本的に痛み止めや眠気覚まし、湿布関連などになる。
あとは胃腸薬に足の攣り止とか。風邪薬なんかもけっこう必要だったりする。
薬に入手は、普通の街であれば、だいたい買うことができる。しかし走り出すと、以外と薬屋がなかったりする。
スタート地点は、だいたい大きな街だったりする。不安な部分があれば、薬は事前入手をしておこう。
栄養(補給食)をきちんと取る
前日はもちろん、スタート前の朝食、さらに走行中の補給食は怠りなく。
栄養不足による、パフォーマンス不足や眠気、さらにはやる気が無くなるというのは非常に危険だ。
またロングなブルベは、PC間も長くなり、コンビニが数十キロ出てこない場面も遭遇をする。
多少多めの補給食、さらにはボトルの飲料水は、いつも以上に気を使うようにしよう。
不安や心配であればDNSの決断も視野に
そもそも論で申し訳ないが、DNSを決断してスタートしなければDNFはない。
走る前からやる気が起こらなかったり、睡眠を失敗したり、調子がよくなかったり、天候がいつも通り地獄の様相だったり、嫁さんの怒った顔が浮かんだりw・・・不安や心配を抱えたまま玉砕覚悟で大雨の中をスタートしてもいいことはない。
50㎞とか100㎞の午前中で帰ることができるライドとは違う。200㎞でも10時間、600㎞なんか1泊2日だ。
問題を抱えたままこの長い時間を耐えるのはキビしい。勇気ある決断は必ず次につながる。
まとめ
ロングな600km、1000km、1200kmのブルベにトライするのは楽しい。それがまた、遠いところへの遠征だとなおさらだ。
今頃、鉄道や飛行機に乗って遠征先に移動している方も多いのではないだろうか
ロングな600km、1000km、1200kmブルベの完走はスタート前に半分程度は決まってしまうのではないかと、このごろ思う。
それだけメンタルな部分も大きいはず。そして、きちんと準備ができれば、あとは自身のペースに合わせ、事前に考えた予定の走りをトレースするだけだ。
しかし、それでもやはりブルベは何が起こるかわからない。これまでの心に残るDNFを思い出した記事も書いているので、合わせて見て笑ってやってくれ・・
ずい分前、オーストラリア(たしか2016年タスマニア1200km)で走っていた時、稲垣さんが「RMはあせっちゃダメだ」・・・と教えてくれたその声が、今でも耳に残っている。
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