300kmブルベの準備と走り方・攻略法

記事はプロモーションが含まれています

300kmブルベはブルベの醍醐味ではないかと思っている。ロングライドと言う視点で考えると、この300kmブルベからがその入口ではないだろうか?

そして200kmブルベを完走したら次は300kmブルベの完走だ!そう考えている方も多いのではないかもしれない・・・しかし簡単に300kmというが、普通に自転車やロードバイクで300kmを走るなんて、けっこう狂気の沙汰と考える。

ちょっと考えてみ。300kmって東京から名古屋超えるのよ(直線距離だが)。上の画像は東京を中心として内側200km円で外側が300kmの円、うっそ。西は四日市、北へ行くと仙台にリーチ、東ははるか太平洋沖、日本海へは佐渡や能登半島まで行ってしまう・・・マジか。

普通のサイクリストは、そんな距離走りませんって。しかし、あえてこの300kmブルベに挑戦しようと考えている無謀なあなたの背中をちょっと押してみよう。

300kmのブルベとは

300km

ブルベ的に300kmの制限時間は20時間です。お約束の時速15km/hで計算されている。

20時間の時間内には走る時間はもちろん、休憩やトイレ、観光、パンク修理などの時間もすべて含む。

めちゃくちゃ速い人でも朝一スタートで夕方に帰ってこられるくらい。オレで13時間半から15時間程度。

まぁ、そんなにハードル高いものではない。ウチの嫁さんも18時間くらいで完走をしている。

200kmと300kmブルベの違い

200kmで13時間半で300kmは20時間。その差は100kmで6時間半。

厳密に割り算すると200kmの方は100kmで405分・6時間45分ある。300kmの方は100kmで400分・6時間40分。ちょっとだけ200kmのほうが楽なのよね。

200kmは50kmごとに休みを取ると3回休みで、案外と走り切っちゃうけど、やはり300kmからはかなり長丁場になる。

20時間をフルに使うと朝6時スタートの場合、ゴールは深夜2時となる。間違いなく公共交通機関はなくなっている。200kmでは輪行で帰宅できるが300kmの場合、かなり危なくなる。

ゴールから自宅へ帰る足や自走で帰るのかなども考慮に入れる必要がある。

距離をどう見る?150km×2本|200km+100km

距離

さて、この300kmの距離をどう見よう。往復のルートであれば150km×2本ということになる。一番わかりやすい。もし初めて300kmにトライをするなら、この行って来いというルートは心に優しく、完走しやすく、DNF撤退もやりやすいと考える。

200km完走をした人であれば150kmといえばまだ道半ば。ここできっちりとリセットできれば距離に対する恐怖は非常に薄れるだろう。

たとえばループなルートの場合で200km+100kmと考えると、ちょっと遠くなってしまう。やっとこ200km終わった・・・あと100kmも残っているのかと考えると、かなりめげる。

分割をするなら150km×2本のほうが気楽。

いずれにしても300kmはかなり遠いとおもって間違いない。手の届く微妙な長距離。250kmまであっという間に走っちゃえば、その300kmはかなり良い走りができたということになるかも。

まぁ、普通に考えればPCごとに切るとよいだろう。

距離が増えると荷物は増える

荷物

距離が増えると荷物が増える。まず増えるものはレインジャケットなどの雨対策。日付をまたぐ場合もあるので寒さ対策も兼ねる。

春先やゴールデンウィークまでであれば、早朝や夜はかなり冷え込むことを念頭に置いてウェアを考えるべき。息真っ白も珍しくない。

必ず持ってもらいたいものは輪行袋。ルートが行って来いにせよループにせよスタートからはゆうに100kmを超える距離になる。時間も遅くなればスタート・自宅へ帰るすべがなくなることも。

オーストリッチ(OSTRICH)
¥4,464 (2024/03/29 06:32:08時点 Amazon調べ-詳細)

また200kmでは平気だった脚、尻、腰などに予想もしない負担や痛みが発生する。それに対応する痛み止めや事前のクリームなどの塗布はキチンと行っておこう。

さらに距離が増えると補給食の準備も万全にしておくこと。冬場でもオレはドリンクボトル2本持つ(1本カラにしておくことが多い)。

1月2月の300kmは意外と走りやすい

1月

実は1月や2月の300kmは以外と走りやすい。なぜなら山道、峠道が少なく、フラットなルートが多いから。年始めとあり、走りやすいコースを引いている場合が多く、また雪の心配より山にはあまり近づかないから。

1月の200kmを走ったら、ぜひとも2月、3月の300kmをトライしてみよう。

また朝6時にスタートすると、土日でも道は非常に空いている。さらにゴールへ帰ってくる頃は夜も更けている場合が多く、これまた交通がすいている。

都心スタート・ゴールの場合、この恩恵はかなり高いのではないだろうか。

ただ、早朝・深夜の気温は間違いなく1桁のはず。極寒の防寒装備で行くことは必須。

夜スタートの300kmは案外と気楽

夜スタート

夏場やヘブンウィークなどの300kmは夜スタートがあったりする。この夜スタートは案外と気楽とのことだ(オレはキライだが)。

深夜21時とか0時スタートで夜が明けると100kmとか150kmとかを走り終わっている。夜明けで仕切り直し、リセットができ、残りが200kmないとホント気が楽になるとのこと。

またゴールもお昼や昼過ぎ、間違いなく日が暮れる前に到着することも気楽さの理由のようだ。

深夜スタートなら、道もめっちゃすいているしね。

眠くなりそうな夜セクションが最初にあることもメリット。

夏場などは夜間走行は涼しくて体の負担も少ないし、気温の高くなる前にゴールできれば、うれしい。

ちょっと夜スタートの300kmをチェックしてみてはどうだろう。

夏の300kmはけっこう地獄

夏

普通に朝スタートの夏300kmブルベはマジでキツイ。灼熱地獄との戦いだ。

とにかく夏装備でドリンクボトルや日焼け止め対策などを万全にすること。ある意味、冬300kmブルベよりも過酷と思って間違いない。

早朝4時スタートでも日本は夜明けになっている。さらに熱帯夜となれば、スタート時点でも25度以上の気温で湿度も70%。

雨ブルベのほうが助かったりするのが日本の夏ブルベ。あまりに気温が高いようであれば、マジでDNSを視野に入れてもいいと考える。

夏ブルベのおすすめはキャメルバッグ背負って、PCのコンビニごとに背中に氷を入れること。背中は冷えるし1時間ほどは冷たい水を飲むことができる。マジでおすすめ。

どんな300km走ったことあるの?

これまでオレもいくつも300kmブルベを走ったことがある。ちょっとピックアップしてみよう。

まとめ

ブルベの300kmはワンデイで走ることができる最大枠のサイクリング。かなりな冒険と思う。

200kmは余裕で完走した人も300kmとなるとそのハードルはかなり高くなる。200km走った後の100kmはけっこうキビしい。

なので、補給食はもちろんドリンクボトルやウェア類、ジャケット類、DNF対策はきちんと行ってほしい。普通に考えて300kmとか遠いから。

ただ1度完走をしてしまうと、300kmブルベのハードルはぐんと下がる。そんな感じで自転車の距離感が失われていくのよね。ところで2022年6月11日はBRM300kmの100周年記念だね。走る方は気をつけていってきてくださいー!

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でyasu@ブルベ人中の人をフォローしよう!

↓↓ワンクリックです。ぜひ記事を評価してください。

1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (16 人の評価, 平均: 4.56 out of 5)
読み込み中...
こちらも見てみませんか?