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先週、無事にAJ福岡・九州ヘブンウィーク1500kmコンプリートしまして、久しぶりにSRなるものを取得できました。こんにちはYasuです。
オレ自身、油圧ディスクブレーキなるロードバイクをはじめて所有して、そいつで、このような長い距離を一気に走ってみたのも久しぶりでした。
今後、油圧ディスクブレーキロードバイクを考えていて、それをロングライドやブルベで走ると、どのようなものなのかちょっと回想をしてみます。
この記事の目次
油圧ディスクブレーキバイクのメリット
たかがブレーキシステムといいますが、ロードバイクのブレーキが普通のキャリパーブレーキから油圧ディスクブレーキに変わると、どのくらい、何が変わってくるのか・・・
距離が長くなると、そのメリットがけっこう出てきた。
太めのタイヤが余裕で取付可能
キャリパーブレーキだと、その取付が微妙になってくる太いタイヤ余裕で取り付けができる。今回はコンチウルトラスポーツ28cというタイヤを取り付けたが、どこにも干渉すること無く、なにも考えること無く取り付けができた。
当然、フロントフォークやシートステイにキャリパーブレーキがないので、太いタイヤを気にすることなく取り付けができる。
圧倒的制動力による余裕
制動力は非常に高い。ロックできるという意味ではキャリパーブレーキとそんな差は無いが、その最大制動力を発生させることに、大きな握力を必要としない。
ブレーキレバーの入力に対して素直に制動が効くので、オレ的にブレーキ握っている時間が短く、またブレーキポイントを奥に取れるようになる。
よくダウンヒルでブレーキに切りっぱなしの人いるでしょ?それ全く皆無に付け加え、さらに奥へブレーキポイントをおける。めっちゃ楽。
それによる手の楽さ
ブレーキを奥に取れ、さらにブレーキ握っている時間も少ない、同じ制動力なら握る力も少ない油圧ディスクブレーキは本当に手の負担が少ない。
事実、今までRM1200kmやヘブンなどをキャリパーで走ってきた時と比べると、現時点で手や手首のダメージがまったくない。
雨天時にブレーキを気にすることがない
雨は本当に楽だった。特に指宿600kmは、今回も雨スタート。それも災害級の暴風雨。そんな中を走ってもディスクブレーキは圧倒的優位。
鹿児島市内は、あちこちで冠水をしていた。ほとんどの人がホイールかなり水に浸かり、ブレーキの制動に気を使ったのではないだろうか。
そんな時もブレーキ本体に対し水の影響が少ないディスクブレーキは、安定した制動をしていた。
3回目の雨の桜島だったが、桜島名物の汚泥に対しても、無関心でいることができたぞ。
ダウンヒル後半にもブレーキのタレがない
ダウンヒルの後半でブレーキ使いすぎなどによる、ブレーキのタレ皆無。いつもよりブレーキポイント奥、さらに一気に車速を落とせるストッピングパワーで、終始安定したブレーキ性能を維持できた。
タッチの楽さによる精神的余裕
ブレーキタッチは非常に大事ということを、今回感じた。疲れてくるとキャリパーブレーキのリターンスプリング抵抗も、けっこう手に来る。
しかし、油圧ディスクブレーキはそのようなテンションはないため、軽い握力でブレーキを制御できる。これロングライドの後半では、ホント楽。
テンションスプリングは当然奥に行くほどスプリング力により握力を必要とする。油圧はそのようなことがまったくなく、レバー奥でもタッチが軽い。
オレの中では機械式ディスクブレーキという選択肢は無くなった。
油圧ディスクブレーキバイクのデメリット1
まー、当然油圧ディスクブレーキのデメリットもいろいろと存在をする。得るものあれば失うものもある。ちょっとチェックしてみよう。
駐輪時に気を使う
今回、600kmの暴風雨や最終日200kmなど非常に風が強かった。またPCにたくさんのライダーが集まる場合など、バイクが沢山駐輪されていた。
そのような場合、ディスクブレーキバイクの駐輪は非常に気を使う。ディスクプレートが傷ついたり、曲がったりしたら困るからね。
キャリパーブレーキでは、考えもしない一手間が発生する。
ブレーキパッド減り具合チェックが面倒
ちょっと見ではブレーキパッドのヘリ具合がチェックできない。まぁ、1500kmくらいではパッドがなくなることはないだろうが・・・
それでもブレーキシューが剥き出しで、一目見れば分かるキャリパーブレーキと比べ、目視チェックはけっこう面倒。
デメリット2:輪行の時に非常に気を使う
油圧ディスクブレーキは輪行で非常に気を使う。今回初めて飛行機輪行をしたが、キャリパーブレーキロードバイクでは、考えられないようなことwに気を使った。
ブレーキラインが気になる
ブレーキフルードに満たされたブレーキラインは常に気になる。抜けたり切れたりしたら終わりだし・・・
通常走っている時には特に気にならないが、輪行時は非常に気になる。
バイクをひっくり返すことが気になる
バイクをひっくり返すとフルードがキャリパーから抜けて、ブレーキが効かなくなる・・・そんなワケないし、エアが混入することもないはず。
密閉されているんだから当たりまえ。それでも油圧ディスクブレーキロードバイクをひっくり返すと、ちょっと心配にはなります。
ブレーキレバーを固定できないのが気になる
キャリパーブレーキバイクを飛行機輪行する場合、ブレーキレバーをタイラップでハンドルに固定して一体にします。
これを油圧では・・・ちょっとできない。プレーキパッドにはスペーサーを噛ましてありますが、油圧系でブレーキレバー握りっぱなしの状態にすることは、かなり抵抗がある。
なので、今回ブレーキレバーは開放状態でOS500に放り込みました。
ディスクプレートを外す必要があり面倒
ディクスブレーキプレートはホイールから外しました。コイツをホイールにつけっぱなしで輪行袋に入れることは、ちょっとオレにはできない。
各ホイールによって、ディスクプレートのの取り外しツールは違ってきますので、チェックをしておきましょう。
6ボルトならトルクス、センターロックならBB外しやロックリング回しがそれに当たるはず。
ディスクプレートを外したら、ダンボールなどで梱包して大切に輪行袋のポケットに収納をする。
まとめ
油圧ディスクブレーキロードバイクを初めて、このようなロングライド、ブルベで走ってみた。
その感想は、想像以上に快適で良いものだった。
ロードバイクでブレーキと言えば、どちらかと言うとスピードコントロールということが重視される。しかし、ロングライドやブルベは公道を走るということを考えると、確実に止まることができる・・・ということも大切。
スピードを確実に落とすということを考えると、油圧ディスクは手や体に非常に少ない負担でその仕事をする。びっくりするくらい楽だった。
輪行時の面倒さや、いろいろと気を使うことも多いが、実はもうブルベやロングライドにおいては、キャリパーブレーキに戻れないかもしれない。特に握力の弱い女性の方、一度、ぜひ油圧ディスクブレーキを体験してみてほしい。
今回激重鉄下駄ホイール+激重28cタイヤで行っても、これだけの性能を感じることができたので、次回はぜひとも軽量ホイール+コンチGP4000-28cの組みあわせで行ってみたい。
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