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シートバッグスタビライザーミノウラSBS-250を先日購入をして、実際に300kmブルベを走ってみた。これが思ったとおり良かったのでレポート・レビューする。
このミノウラSBS-250シートバッグスタビライザーを導入することにより、メリットはきっちりある。
ただシートバッグスタビライザーをサドルに取り付けることによるデメリットもあることがわかった。
購入を検討している方は、ぜひともチェックしてほしい。
この記事の目次
- 1 ミノウラSBS-250シートバッグスタビライザーのスペック・サイズ
- 2 ミノウラSBS-250シートバッグスタビライザーのメリット
- 3 サドルバッグが振られず固定できる
- 4 ボトルケージが2つ取り付けられる
- 5 ミノウラSBS-250シートバッグスタビライザーのデメリット
- 6 取り付けるサドルバッグが制限される
- 7 サドルにバッグが取り付けにくい
- 8 サドルバッグの開け閉めがやりにくい
- 9 縦型輪行袋の場合取り外す必要がある
- 10 シートバッグスタビライザーにオルトリーブLサイズはNG
- 11 【シートバッグスタビライザー】に合うサドルバッグ5選
- 12 R250 防水サドルバッグ ラージ グレー
- 13 R250(アールニーゴーマル) サドルバッグ ラージ ブラック
- 14 R250 サドルバッグ スモール ブラック
- 15 R250(アールニーゴーマル) 防水サドルバッグ スモール
- 16 TOPEAK(トピーク) Back Loader バックローダー 6L
- 17 まとめ
ミノウラSBS-250シートバッグスタビライザーのスペック・サイズ
出典:アマゾン
- 大型サドルバッグの左右への揺れを抑えるアイテム
- 取り付けたままでも、縦型輪行袋に収納可能。 ミノウラのSBH-300を改良
- サドルのレールに固定すれば、大型サドルバッグが左右に揺れるのをガード
以前より販売されているミノウラのSBH-300を大きくしている。さらに特筆するべきことはボトルゲージなどを取り付ける部分が後ろではなく横を向いていることだ。
ミノウラSBS-250シートバッグスタビライザーのサイズはこの様な形状になっている。これにより大型サドルバッグをサポートしながら、サイド2箇所にボトルケージを取り付けることができる。
特に幅は約145mmとなっているので、それ以上幅が広いと窮屈になる。
本体材質はスチールなので、無理やり幅を広げることは可能と感じた(自己責任で)。
出典:アマゾン
取り付けは同梱されているアーレンキー3mmにてサドルレールに取り付ける。アダプターもかなりしっかりしているので、なかなかの加重に耐えることができると感じる。
当然だがカーボンシートレールなどには取り付けはできない。
アダプター用のボルトとボトルケージ用のボルトは同梱されている。
ミノウラSBS-250シートバッグスタビライザーのメリット
ミノウラSBS-250シートバッグスタビライザーを導入することで得ることができるメリットは、大きく以下の2つに集約される。
このメリットは思ったより大きかった。
サドルバッグが振られず固定できる
シートバッグスタビライザーの最大のメリットはサドルバッグが降られることがないということ。ブルベ走る時によく使う大型サドルバッグを両方からサポートをして、横揺れを防いでくれる。
とくに大型サドルバッグを取り付けて、ダンシングするとマジで振られる。これをきらって、山岳コースなどは小型サドルバッグやオルトリーブの小型サドルバッグを使うこともある。
しかし、このシートバッグスタビライザーがあれば、ミドルサイズ、ビッグサイズのサドルバッグも横揺れの心配なく使えるかもしれない。
ミノウラSBS-250シートバッグスタビライザーを取り付けた上で導入したサドルバッグはトピークバックローダー6Lを選んだ。
ホントにサドルバッグが振られることはない。かなりしっかりと固定されている。トピークバックローダーの6Lはベストマッチと言ってもいいだろう。
ボトルケージが2つ取り付けられる
出典:アマゾン
なんと言っても「ミノウラSBS-250 シートバッグスタビライザー」利点はこのボトルケージを取り付けられることになる。このシートバッグスタビライザーを取り付けることで、サドル後方にボトルケージ2つが追加できる。これは思ったより便利だ。
これでダウンチューブにボトルケージを付ける必要もなくなる。サドルバッグの両側にボトルケージがつけられれば、ここに輪行袋とツールボトルを挿すことができる。
フレーム2つにはドリンクボトルをつけることができ、使い勝手は非常に良くなる。とにかく無理なくロードバイクに4つのボトルケージを取り付け、さらにサドルバッグも共存できる、この シートバッグスタビライザーの登場はウレシイ!
ボトルケージが手軽に4つになることにより、ドリンクボトル2本と輪行袋、ツールボトルが簡単に共存できる。サドル後ろのボトルケージには使用頻度が少ないものを取り付けるとよいだろう。
軽くてかさばるものなどはとても良い。ウィンドブレーカーとレインジャケットをポーチにまとめくくりつけるなどはよいと思う。縦断系やセルフサポートのブルベ・ロングライドにはうってつけと言っていいだろう。
ミノウラSBS-250シートバッグスタビライザーのデメリット
シートバッグスタビライザーはサドルバッグの横揺れ防止、ボトルケージが2つ追加できるなどのメリットがあるが、実はデメリットもけっこうあったりする。期待を裏切りスマン。
取り付けるサドルバッグが制限される
取り付けることができるサドルバッグがかなり制限される。
サドルレールにアダプターを取り付けるタイプのサドルバッグは、ほぼ無理と思っていいだろう。スタビライザーのアダプターと共存はできない。
オレ的にオルトリーブサドルバッグと共存できないのが残念だった。
サドルにバッグが取り付けにくい
ストラップタイプのサドルバッグが取り付けできるが、スタビライザーのアダプターが存在しているので、サドルバッグのストラップが非常に取り付けにくい。
シートレールにアダプターがあり、シートレールのループ間が狭いことで、マジでストラップを通しにくい。またスタビライザー本体もけっこう取り付ける際に邪魔をする。マジか。
サドルバッグの開け閉めがやりにくい
トピークバックローダーはサドルバッグ本体開け閉め用ストラップがバッグサイドにある。なので、この開け締めの際、スタビライザーが非常にジャマ。もろに干渉する。
この手のストラップ式サドルバッグは開け閉め用ストラップがサイドの場合が多い。なので、ほとんどのサドルバッグが開け閉めの際、面倒と思っていいだろう。ボトルケージになにか刺さっていると更にやりにくい。
回避するには大きめで長いサドルバッグにするとよいかもしれない。
縦型輪行袋の場合取り外す必要がある
アマゾンの販売ページには「取り付けたままでも、縦型輪行袋に収納可能」とあるが、たぶん無理。
特にボトルケージが存在していたら・・・物理的には輪行袋に入るかもしれないが、ボトルケージ曲がる。プラだったらほぼ壊れると考える。
少なくともオレは輪行する際、スタビライザーは外す。面倒だけどね。
シートバッグスタビライザーにオルトリーブLサイズはNG
シートバッグスタビライザーとオルトリーブサドルバッグの取り付け位置を合わせてみると、幅が全く合わない。
オルトリーブは後方に行くにつれ幅が広くなるタイプの形状をしている。
さらにオルトリーブもシートバッグスタビライザーもサドルレールにアダプターがあり、それが干渉をしてしまうのだ。あかん。
【シートバッグスタビライザー】に合うサドルバッグ5選
シートバッグスタビライザーを早速取り付けようと思ったのですが、やはりというか・・前述のようにオルトリーブサドルバッグLサイズとの共存はできなかった。
まず、サドルレールに2つのアダプターの取り付けが難しいこと。さらにシートバッグスタビライザーのアームが合わないこと。
というわけで、シートバッグスタビライザーに合うサドルバッグなども合わせてチェックしてみた。
シートバッグスタビライザーの最大幅は145mm(カタログデーター)となっている。サドルレール取付部からアームは130mmほどの長さがある。以上より最大幅150mmほどのサドルバッグが適合するだろう。
R250 防水サドルバッグ ラージ グレー
出典:アマゾン
- 防水コーティングされたファブリック素材
- 縦14cm×横13cm×長さ33~42cm
- ロールアップを開いた状態の長さは60cm
- ロールアップの幅は29cm
- 容量:5~9L
- 重量:390g
- サドルのレールからタイヤまで16㎝最低必要
上記ワールドサイクルの画像は、この「R250 防水サドルバッグ ラージ グレー」となっている。このサイズより小さければ、ほぼ問題なくシートバッグスタビライザーに適合するだろう。
R250(アールニーゴーマル) サドルバッグ ラージ ブラック
出典:アマゾン
- water-resistant 600d polyester 裏PUコーティング
- 容量:6-14L
- サイズ 縦18cm×横14cm×長さ33~44cm
- 重量:415g
かなりの容量があるサドルバッグだ。このサドルバッグも幅14cmなので問題なく収まるだろう。
ただ、この大きさはいらないのよね。ブラックバーンのサドルバッグ持っているから。オルトリーブの容量程度でいいんだよな。
というわけで、もう一回り小さいサイズをチェック。
R250 サドルバッグ スモール ブラック
出典:アマゾン
- water-resistant 600d polyester 裏PUコーティング サイズ
- 縦12cm×横14cm×長さ33~44cm
- 容量:5~10L
- 重量:360g
スモールと表示があるが、「R250 防水サドルバッグ ラージ グレー」とほぼ容量が一緒。上記の黒いサドルバッグに対してスモールと思われる。
スモールとは思えない容量があるので注意。
R250(アールニーゴーマル) 防水サドルバッグ スモール
出典:アマゾン
- 防水コーティングされたファブリック素材
- 横5~16cm×長さ33~37cm×高さ12cm
- ロールアップを開いた状態の長さは48cm
- ロールアップの幅は27cm
- 容量:4~5L
- 重量:280g
このR250防水サドルバッグ スモールはかなりいいサイズだ。サドルバッグ本体も防水になっている。さらに重量も280gとマジで軽量。
ネックは価格が高いことだろう。ちょっと高くね?
TOPEAK(トピーク) Back Loader バックローダー 6L
出典:アマゾン
- 材質:ポリエチレン/ ナイロン
- サイズ:L500 x W160 x H150mm
- 最大荷重 : 6kg
- 容量:6L
- 重量:335g
トピークバッグローダーも候補の一つ。なんと言っても価格が安い。
外側のバッグは防水がない。インナーバッグがあり袋が二重構造。面倒に思えるが、実はコレはちょっと助かる。
PBPなど仮眠所へ行く際、中の防水袋だけ抜いてそのまま持ち運べるという利点がある。サドルバッグ本体をシートレールから外す必要がない。多分コレを買うようだな。
トピークバッグローダーはこのサイズのほか、もっと大きいサイズがあり、3サイズがラインナップされている。
中間サイズがこのミッドローダー10L。
最大サイズがこのミッドローダー15Lとなっている。こいつはかなりでかい。ただ、3ラインナップの値段が差少ないのがうれしいのか、悩むのかわからなくなるw
まとめ
ミノウラSBS-250シートバッグスタビライザーは思ったよりよかった。
本来の目的であるストラップ型サドルバッグの横揺れは皆無になる。これはすばらしい。もし大きめサドルバッグの横揺れが気になるのであれば、このスタビライザー導入でほぼ解決するだろう。
地味に便利なのがボトルケージ2つ増えること。これでドリンクボトル2本と輪行袋、ツールボトルの共存が一気に解決。こいつを取り付ければボトルが4本積める。これにフレームバッグと小さめサドルバッグという組み合わせはセルフサポート系のブルベやロングライドには良いと思う。
さらに、いままでフレームのボトルケージに取り付けていたエアポンプをこちらに移動できる。かなりいいんじゃね?
ただ、こんなにバッグだらけだと、また重量が増えるのがネック。
ホントはオルトリーブだけでいいだけど、これだとちょっと足らない。フレームバッグ使うとボトルが足らなくてキャメルバッグを背負う必要がある。キャメル背負いたくないからボトル4本にしたいのだけど、そーするとサドルバッグスタビライザーが必要になってオルトリーブ付けられない。
そんな感じで、(楽しい)グッズ地獄にはまっていくのよね。あかん。でもいいよシートバッグスタビライザー!
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