ロードバイクに32cタイヤはありか?【軽量32cタイヤ6選】

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ロードバイクに32cタイヤはどうだろう。このところのブルベやロングライドは好んで28cタイヤを使っている。この太さのタイヤを使い慣れてしまうと、たぶん細いタイヤには戻れない。

初めてロードバイクに乗った時(2012年ころ)のロードバイクタイヤは23cがメインだった。あれから約1cmも太くなっているのだから、かなりのもの。

この太いタイヤを使い始めると、23cタイヤの細いこと、心配なことこの上ない。28cでそう思うのだから32cなんてはこうものなら、相当な違和感を覚えるかもしれない。

マジで初めて28cタイヤのロードバイクまたがってハンドル越しに見るタイヤの太さはちょっとビビった。そんなワケで、32cタイヤのメリット、デメリット、軽そうな32cタイヤをチェックしてみた。

ロードバイクタイヤとして上限の32c

32c

ロードバイクのタイヤとして32cというサイズは事実上上限でと考える。

そもそもロードバイクのタイヤサイズの中心は25cあたりとなっている。28cでもかなり太く感じるのに、それの上を行く32cはもはや一昔前であればランドナーなどのツーリング自転車が履いていたサイズ。

ママチャリのタイヤが基本1-3/8だが、これをミリにすると約35mmとなり、ほぼママチャリサイズの太いタイヤをロードバイクにはかせるのもどうよ?・・と感じてしまうほど。

それでも以前の激重で500g以上あるようなトンデモタイヤではなく、ブルべやロングライドに使える300g台という重量のタイヤも増えている。

これであれば、ロードバイクにも32cを考えても良いかもしれない。32cタイヤについて考えてみよう。

ロードバイクタイヤ32cのメリット

ロードバイクタイヤ32c

ロードバイクのタイヤとして32cというサイズを選ぶメリットはあるのだろうか。

ちょっとリストアップしてみたい。

太いタイヤはパンクしにくい

タイヤが太くなるとパンクはしにくい印象だ。同じ銘柄のタイヤであれば23cだろうと32cだろうとトレッドにそんなに差はないはず。

しかし、実際にタイヤを太くするとパンクは激減している。ブルべ始めたころ23cで走っていたが、いつでもパンクに見舞われていたような気がする。いつもパンクにびくびくしていたから。

それが28cタイヤを使い始めて、本当にパンクは少なくなった。エアボリュームが増えたことでリム打ちパンクはほぼない。

まぁ、ガラス破片や釘を踏めば太かろうが細かろうがパンクするけどな。

太いタイヤは乗り心地がいい

エアボリュームが増大する太いタイヤはとても乗り心地がいい。

それがブルべやロングライドではかなりのアドバンテージと考える。

ギャップに乗ったり路面があれていても太いタイヤなら、その安心感が違うというモノ。

いきなり未舗装・オフロードも安心

MTBを見てもらえればわかるように未舗装路では太いタイヤが有利だ。それはロードバイクでも一緒で、23cよりも32cが砂利道などで安心なのは見た目も合わせ気持ちが違う。

特にブルべでは主催者やルートを引いた方が、ちょっとアレだと、けっこうアレな道や路面状況のところを走らされたりする。

さらにSR600だと、とんでもな道に案内されるはめになり、23cなどの細いタイヤだと後悔するわけだ。

そんな時タイヤが32cだと、マジで胸をなでおろすに違いない。

太いタイヤは雨の日も助かる

太いタイヤは雨の日も非常にアドバンテージが高い。パンクリスクということを考えると差が無いように思えるが、こと雨の日は段違いになること断言する。

特に雨の日の道路、特に路側帯付近は水がたまったりして、路面状況が読めないことが多々ある。

そんな時太いタイヤであれば、段差や路面のうねりに対して非常に強い。パンクリスクが下がるであろう。

ギャップや路面の穴も雨で見えなくなる、このような状況においても太いタイヤは本当に安心だ。

ロードバイクタイヤ32cのデメリット

太いタイヤのデメリットも多数ある。当たり前だ。いいことばかりではない。

キャリパーブレーキでは装着できない

そもそもロードバイクのキャリパーブレーキでは32cタイヤの装着はできないと考えていいだろう。そんなクリアランスのあるアルテグラなんて見たことない。

なので、32cタイヤを装着するロードバイクはディスクブレーキロードバイクとなるだろう。

エアロフレームなどは装着できない

シートチューブがリアタイヤに沿っていたりするエアロ系フレームだと32cなどの太いタイヤはクリアランスが少なく、装着はできないだろう。

またフロントフォークのタイヤクリアランスも問題になってくる。物理的に余裕がなければ太いタイヤは装着不可能だ。

とにかく重い、やぼったい

32cタイヤは当然のことながら25cなどのタイヤに比べれば激重を覚悟する必要がある。

さらにチューブも太くなるので、さらに激重になるのだ。自慢の軽量ホイールがふつーのホイール重量になってしまうだろう。

こんなデメリットだらけの32cロードバイクタイヤであるが、かなり軽量なものもラインナップされている。次に32cタイヤでもこれなら使えるのでは?そんな32cタイヤを見ていこう。

700×32C おすすめクリンチャータイヤ

ロードバイクに履いてみたい、さらにはブルベやロングライドで使えそうな700×32C おすすめクリンチャータイヤをチェックしてみた。

判断基準はタイヤ1本400g以下としてある。

最軽量はコンチネンタルGP5000シリーズの290gだ。この重量なら、マジで使ってみたくなる。ちなみに次点はパナレーサーコンフィで2,000円台の価格の310gという軽さ。マジで?

Continental Grand Prix 5000 ロードタイヤ

Continental(コンチネンタル) Grand Prix 5000 700X32C グランプリ5000

出典:アマゾン

32cでも1本の重量が300gを切っている軽さ。ダントツのおススメだろう。PBPパリ・ブレスト・パリはあんがいとこのタイヤはいいかもね。

パナレーサーグラベルキング [700×32C]

パナレーサー(Panaracer) チューブレスコンパーチブル タイヤ [700×32C] グラベルキング F732-GKS

出典:アマゾン

  • サイズ:700×32C
  • ETRTO:32-622
  • 重量:約330g

過酷なコンディションに耐えれるように「ProTite Shield Plus」を採用して耐パンク性能をさらに高めた「グラベルキング」最強バージョン。太さも32cとこれまた最強。チューブレスラインナップ。

これならどこを走ってもマジ大丈夫。SR600四国山脈はコレで決まりかも。

パナレーサー コンフィ [700×32C]

パナレーサー(Panaracer) クリンチャー タイヤ [700×32C] コンフィ

出典:アマゾン

  • サイズ: 700×32C
  • 車種: クロスバイク / シクロクロスバイク
  • 用途: 街乗り / 通勤 / ツーリング / ロングライド
  • 重さ: 310g
  • ビード: フォールディング
  • シリーズ / 型式: コンフィ / F732-CMF-B

もし、700×32Cをちょっと試してみたいと思うなら、このパナレーサーコンフィはイチオシと考えている。なんといってもその価格の安さ。そして特筆すべきは重量がとても軽い。パナレーサーのサイトで再チェックしたが、32Cで310gは間違いない。コスパ抜群ではないだろうか。

パナレーサー パセラ ジャケット [700×32C]

パナレーサー(Panaracer) クリンチャー タイヤ [700×32C] コンフィ

出典:アマゾン

  • サイズ: 700×32C
  • 車種: クロスバイク / シクロクロスバイク
  • 用途: 街乗り / 通勤 / ツーリング / ロングライド
  • ビード: フォールディング
  • コンパウンド: マイルクランチャー
  • シリーズ / 型式: パセラ ジャケット / F732-PJ-18
  • 重量:約390g

パナレーサーパセラシリーズのトップモデル。耐サイドカット性能、耐リム打ちパンク、耐摩耗性能を強化したモデルとなっている。コンフィよりもブルベ向きかもしれない。ただひとつ気になるのはコンフィよりもかなり重たいこと。

(シュワルベ) SCHWALBE マラソン GG 700X32C

(シュワルベ) SCHWALBE マラソン GG 700X32C

出典:アマゾン

  • サイズ:700×32c
  • 重量:640g
  • リフレクター付き
  • ワイヤービード

耐久性、耐パンク性能がダントツに優れているシュワルベマラソン。ただそれらとのトレードオフで重量は640gを覚悟しよう。

ブリヂストン アンカー ディスタンザ タフ

ブリヂストン アンカー ディスタンザ タフ

出典:アマゾン

  • 重量:425g
  • ホイールサイズ:700C
  • センター部:軽い走りのスリックパターン
  • ショルダー部:雨天時の水はけ性の高い溝付パターン

パンクやサイドカットを防ぐ、ビートからビートまでを覆うパンクプロテクターを採用している。重量も400gちょいで許せる範囲。

Vittoria(ビットリア) ランドナー

Vittoria(ビットリア) ランドナー

出典:アマゾン

  • ウェットなコンディションにも対応する、街乗りやツーリングに適したタイヤ
  • 重量:581g
  • ケーシング:ナイロン33TPI

Continental Gatorskin (ゲータースキン)

Continental(コンチネンタル) Gator Skin(ゲータースキン) ロード用クリンチャータイヤ

出典:アマゾン

ゲータスキンはその名の通り頑丈系タイヤ。ワニ革よ。サイドを含め頑丈そう。価格も導入しやすそうだ。

まとめ

ロードバイク32cタイヤをチェックしてみたが、コンチネンタルGP5000シリーズにも32cサイズがある。重量も300gを切っているので、もしかしたら実戦に使えるかもしれない。いまいち手に入りにくいのがネックか。

こうなると安定供給のパナレーサーが一番候補になりそうだ。グラベルキングでやはり決まりかもしれない。2番候補が安くて軽めなコンフィか。

しかし、32cはかなり太い。25cから換装してもそうとう太く見えるだろう。逆に32cなんてはいてしまったら・・・25cタイヤが本当にか細く見えることうけあいだ。

ただ、このサイズのタイヤとなると、キャリパーブレーキではかなり難しいと考える。ディスクブレーキロードバイクの方は一考の価値あるかもしれない。

フレームクリアランスに余裕があるのであれば、食わず嫌いではなく一回は試してみてはどうだろう。

 

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