「冬ブルべ」で気を付ける14の言付け

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冬のブルベで気をつけることを考えてみたい。冬になれば冬のスポーツであるスキーやスノボの季節になりロードバイク・自転車には非常にキビシクなってくる。

ブルベの出走数もかなり増えているような感じだ。それに加えシーズン自体が10月末で終了。それとともに翌11月には新たなシーズンが始まる。

切れ目がなくなり年中無休でブルベは1年を通してシーズンオフが無くなってしまった。直結である。たぶんどのスポーツやイベントを見ても、これだけ通年で毎月コンスタントにイベントやるのは無いのでは?

真夏のクソ暑いときから真冬の凍えるマジ寒い日までブルベは走り続けるのだ。

というわけで、冬のブルベで気をつけることを考えてみたい。

当たり前だが寒い

当たり前だが冬は寒い。赤道直下みたいに1年中常夏なら世話ないが、日本の冬は寒い。関東でも真冬は普通に氷点下になる。

それがスタート朝6時とかだと、1日の中で一番寒かったりする。夜明け前が最も低い気温のときが多いのでスタート時などは本当に気をつけたい。

東北や北海道など雪に覆われていればブルベ自体は行われないが、関東から南のクラブでは普通に1月からスタートしている。

とにかくスタートは極寒、日中も寒い、そしてゴールは凍えるほどの寒さで身も心も凍ることを覚悟してのぞんでほしいと思う。

日の出遅い・日の入り早い

冬は当たり前だが太陽が出るのが遅いし、さらに沈むのも早い。夜が長い日が冬至(とうじ)といいい二十四節気のひとつ。 2023年の冬至は、12月22日(金)となっている。

朝は7時過ぎてやっとこ日の出で16時には夕暮れになる。とりあえず9時間はあるので200kmなら明るいうちにさばけるかもしれない。

それ以上の距離になると、スタートかゴールは真っ暗だ。1日のうちに暖かい時間帯は皆無と言ってもいいかもしれない。

それに対して日中でも太陽の角度が低く、太陽に向かって走る時などは最悪だ。朝と夜はイエローのサングラスで日中は濃い目のレンズを用意するなども必要かもしれない。

汗冷えに気をつける

寒いと行ってもさすがに峠道を30分も登れは多少の汗もかく。これが冬のブルベにはいちばん大変かもしれない。

身体を動かしている最中は汗が流れるくらいに暑くても峠のピークに到着来ればすぐに冷えてくる。汗が乾くときに熱を奪われるため、急に寒さを感じることがあります。これは冬場にはきつい。

汗(水分)は空気に比べて25倍の熱伝導率を持っている。サイクルジャージやウェアに汗が残ったままだと、体の冷えにつながってしまうのはマジで気をつけたい。重ね着に寄るこまめな体温調整でできるだけ汗をかかないようにしたい。

またヒルクライムなどでもペースを抑え、できるだけ汗をかかないようにしたいと思う。

橋の凍結に気をつける

最低気温が氷点下です・・・という朝の天気予報を聞いたりすると、通勤途中など橋のとこで車のスリップ事故を見たりする。そう、橋は凍る。

橋の入り口の路面が、完全に乾いていても、橋の上だけは、路面がツルツルに凍結している可能性がある。これを「結露凍結」という。

橋の上で結露した水蒸気は吹きさらしの冷たい橋の上で凍る。雨や雪が降っていなくても橋の上は凍っていることがあるのでマジで気をつけよう。

峠の影に気をつける

冬のブルベは標高高いところには行かないことが多いが、それでもそこそこアップダウンはある。小さい峠でも木々があれば1日中陽の当たらない場所はある。

前週に積雪があった場合などその場所がずっと日陰であれば残雪があることも考慮したい。また雨が降った場合など雨水が常時流れるところなどは凍っているかもしれない。

特に北側や日中でも日陰の場所であるなら細心の注意でコーナーに入ってほしいと思う。

車は・・こんなトコ自転車走っているとは思わない

真冬でも晴天であれば日中は気持ちいいだろう。しかしそんな日やそんな時間帯がそう都合よくいつもあるわけではない。

むしろブルベなんて真っ暗な早朝やどんより曇り空、そして凍てつく深夜などではないか。

ところでそんな状況で自転車を走らせるのは・・・危ないことこの上ない。走っている車やトラックなど、こんな時間にこんなところに自転車がいるなんて思わないだろう。

200kmでもライトは複数、日中でも前後ライトオンで走ってほしいと思う。

師走はみんな急いでいる

12月とか、なんかみんな急いでいる。ホントせわしない。

なので、そのような中自転車で走るのはいつもよりも気をつけるくらいがちょうどよい。土日の休みでもなんかいつもより車が多いこともありえる。

宅急便やトラックなどもなんかかあせっている。

冬の公道は普段より3割増しで気をつけるようにしたい。

過剰なくらいの冬装備で実はちょうどよい

本当に寒い冬ブルベのスタート。この時期で普通にスタートできるのは沖縄とかだけではないか?

関東でも晴れの日は多いがマジ極寒。日本海の影響を受ける中部や関西、中国地方などは雪の影響もあるだろう。

冬のブルベの冬薔薇は過剰なくらいで良いと思う。自走は仕方ないとして、もし車などでスタートへ行けるなら考えられる装備をとりあえず持っていくのは悪くない。

スタート地点が自宅から50kmも離れれば、状況はかなり違っていること間違いなし。現場を見てから取捨選択できるようにしておきたいと思う。

トイレやサービスが閉まっている

冬はどうしてもトイレが近くなる。ブルベルートを検討中にここでトイレ休憩かな・・・そんな予定を立てている方も多いと思う。

しかし、公園や駐車場にあるトイレは冬期閉鎖をしているところもある。また冬の期間は開く時間が遅かったり閉まる時間が早かったり冬期時間な場合もある。

お店や飲食店なども同様だろう。冬はだいたい営業時間が短くなりがち

夏に閉まっているのはスキー場くらいだが、冬になるとサービスしなかったりトイレが締まりっぱなしもありえるので、いくつか候補はチェックしておくとよいだろう。

4つの「首」を冷やさない

寒いときは4つの「首」を温めることなどと聞いたことがないだろうか。

その首とは「首」「手首」「足首」「くびれ(お腹)」のことをさします。

これら 首、手首、足首は皮膚が薄いので温めると動脈が温まり、体中に温まった血液がめぐるというわけです。

それにより体がポカポカとしてくるの。 また、東洋医学でも、冷えを改善するツボが首や足首に多くあります。なので逆にこの部分を冷やさないようにすることは大切。

カイロなどを当てるときはお腹に入れるのはマストね。

食べ物に気をつける

冬のブルベでは食べるものに気をつけるのは言うまでもない。厳冬ブルベで冷たいアイスを口にするやつは少ないだろう。

飲み物食べ物は温かいものをチョイスするのは間違いない。できるだけ体を冷やさないように温かいものを手にしよう。

また補給として買ったおにぎりはバックポケットなどに入れて体温であたためておくのもよい。携帯しているチョコが溶けないのはいいけどね。

休憩に気をつける

冬のブルベの休憩はとても大切だ。冷えた体を温めることやあたたかい食事をとるのもよい。

しかし、休憩に時間を使いすぎて外に出られないほど体ががあたたまるのも問題なこともある。温度差ありすぎると・・・出ていくのも辛くなる。

体調悪くなく・・あまり寒く感じない時などは適当に短めの時間で休憩を切り上げるのもリズムを崩さないかもしれない。

また食べ過ぎ暖まり過ぎは眠くなるしね。

防寒・最後のヨリドコロを持つ

寒いブルベにおいてジャケットやウォーマーなどの完全冬装備で行くのは言うまでもない。しかしあまりに寒すぎて、でももう着るものも羽織るものもないという状況はキツイ。

軽量を意識するあまりジャケット一枚サドルバッグから抜いて置いていくのはいろいろとトレードオフとなる。

寒さで八方塞がりにならないよう、できれば最後の一枚とかホッカイロをいくつか持つのは助かると思う。

ホッカイロなんかコンビニで買えるよ・・・・そう思うヤツが10人もいれば、あなたが到着する頃にはすでに売り切れになっている。

雨・雪予報はDNSを考えよう

厳冬期のブルベは晴れであることが第一条件で、もし天気予報が雨とか雪ならいさぎよくDNSすることをおすすめしたい。

またルート上で2日前とかに大雨や雪が降ったとなったら道路凍結なども心配になる。冬の雨の中・・・自転車が走っているなんて車も思わないから交通安全上もよくないだろう。

ブルベもルートも逃げはしない。また次がある。

まとめ

冬のブルベは寒いだけではない。あまりにも距離の長いルートで最高気温が5度とかだと・・・ちょっとつらい。もし出走するときは万全の体制と気持ちで行ってほしいと思う。

年内に来年度のSRを決めるのは忘年会のネタにはなるかもしれないが、そんなに急いでどこへ行く・・とも思う。

この時期の600kmブルベとか狂気の沙汰かもしれない。同じブルベなら暖かくなって風もぬるくなる頃のほうが良いと考える。

まぁ、凍えた体で鍋焼きうどんすするのは感動モノだし、冬ブルベの特権かもしれない。ゴール後のホットココアとか涙ものだよね。

 

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