
冬のサイクルグローブをチェックしてみたいと思う。2021年ブルベシーズンはなんと11月、年末12月と切れ目のないシーズンとなってしまった。
年末はもちろん、正月も1月2日から400kmとかある。マジか。2021年ゴールデンウィークは早くも1000kmが2本も待ち受けていて、ウィンターグローブは年中活躍となるかもしれない。
厳冬厳寒の中でのライド、まずはブレーキ、シフト、ハンドリングで大切な手をカバー、守るウィンターグローブを考える必要があるだろう。手が寒さで辛いと自転車はとてもキツイ。安全運転という観点からも危険を感じる。
さて、冬のグローブに関しては色々な考え方がある。
厚手のグローブ1つで済ませる方もいれば、アンダーグローブに長指グローブの重ね、普通のグローブにミトン系のオーバーグローブを使う方。
さらには最強のハンドルカバーを使う方。色々ある。今回はウィンターグローブの選び方、選択のポイントなどを見ていきたい。合わせて最強の防寒アイテムハンドルカバーもチェックする。
この記事の目次
冬のサイクルグローブ選び方
冬のサイクルグローブでいちばん大切なポイントは防寒性。しかし防寒性ばかりに性能を降るわけには行かない。防寒性重視であればスキー用グローブで事足りる。
しかしロードバイクや自転車の場合、指の操作は本当に多い。ロードバイクでは指でブラケットのホールド、手でブレーキング、指先でシフティングなど細かい操作を色々する必要がある。ミトングローブでは操作ができない。
指先がかじかむのは困るが操作性が失われるのはもっと困る。そのあたりのトレードオフをどうするかがポイントになる。
冬用グローブの装着感・フィット感
冬用グローブの装着感・操作感・フィット感は本当に大切だ。日本には春夏秋冬があり、その季節に応じてグローブが必要になる。
夏場であれば、指切りでも日焼けを防ぐ薄手の長指でもまったく問題ない。しかし、秋冬や春先などはとても冷える場合がある。特に朝夕。
その時にブレーキングやシフティングなどの操作感が落ちず、できれば防寒性をバランスされるグローブが良い。
防寒性に振ると生地は厚手になる。操作感はある程度出したいというバランスはやはり実際に試着が重要になる。できればグローブを装着してレバー操作をしたいところだ。
オレがよく使うのはアマゾンプライムの「AmazonWardrobe」。手元に複数のアイテムを取り寄せることができ、試着試用をして返品が可能になる(最低1つは購入する必要がある)。適用されるアイテムが少ないのが難点だが。
グローブの通気性
グローブの通気性も大切。冬用グローブはその防寒性より暑くなりすぎる場合もある。冬で汗をかいてしまうと、手のベタベタで不快だけではなく、その後にくる汗冷えがとても怖い。
せっかくの冬用グローブを使い汗冷えで凍えたのでは本末転倒。
冬用グローブ選択の際は通気性もチェックするとよいだろう。まぁ、防寒性と通気性を兼ね備えると値段も高くなるのがネックだ。
グローブの防水性
冬季のロードバイクで走る時、本当に怖いのは降雨、降雪かもしれない。これは本当に困る。寒い上に雨や雪は本当大変である。
この状態で手が濡れてしまうと、凍えてしまうだろう。
冬用サイクルグローブではぜひとも防水性もある程度兼ね備えているものを選ぶと良いかもしれない。
またはグローブとは別にオーバーグローブを用意して、防寒性と防水性はそれぞれに持たせるのも一案と思う。
おすすめウィンターグローブリスト
各メーカーより今年もウィンターグローブがたくさん出ている。ちょっと見ていこう。
ロックブロスサイクルグローブ 手袋 防寒
出典:アマゾン
ロックブロスの防寒グローブ。表面は高密度ナイロン、SBRコーティングされた表面生地で、冷気の侵入を防ぎます。裏は柔らかい裏起毛から作られていて、冬はうれしい。
Yobenki アウトドアグローブ 防寒グローブ
出典:アマゾン
Yobenki アウトドアグローブ 防寒グローブは表面は撥水加工されている。手首部分も長く作られていて寒さを防ぐ構造。値段も廉価で助かる!
シマノ メンズ インサレーテッド グローブ
出典:アマゾン
シマノ メンズ インサレーテッド グローブはWindstopper ファブリックと起毛ライニング。寒冷時でも手はあたたか。スーパー3D アナトミックパターンでレバー類の操作性は抜群。高いけどやっぱりシマノサイクリング用品いいよね。
シマノ(SHIMANO) ウインドブレーク サーマル リフレクティブ グローブ
出典:アマゾン
熱を反射し、暖かさを維持する最新の次世代メタリックサーマルテックを使用し、保温機能がさらにアップ。冷気を浴びる手の甲の冷えを抑えます。
パールイズミ ウィンドブレーク ウィンター グローブ
出典:アマゾン
厚手で防風効果があり、裏起毛であたたかい。5度までOK!保温性、熱遮断性はとても良いパールイズミのウィンターグローブ。
[カペルミュール] kpgs098
出典:アマゾン
カペルミュール ウインドプロテクトグローブは少々値段が高いが想像以上に暖かい。防風シート、防水フィルム、起毛素材を最適に配置。 真冬のライディングが苦にならない、防風防水グローブです。
オーバーグローブリスト
薄手の通常グローブや指切りグローブを使っている方は、寒い場所やポイントだけオーバーグローブ利用という方もいるだろう。
ミトン系を考えている場合、必ず3本指に分かれているものにしよう。基本的には親指と人差し指が独立しているものがよい。4本指がまとまっているミトンはレバー操作が本当にやりにくい。
また防水性があれば、レイングローブカバーとしても利用できる。
シマノ フルカバーグローブ GL-065S ネイビー
出典:アマゾン
ウインドブレーク グローブカバーは、夏物のグローブや薄手のグローブと重ねて、簡易的に保温性をアップ。
イスカ(ISUKA) ウェザーテック オーバーミトン
出典:アマゾン
操作性に優れた3本指のミトンです。保温性が良く雪の入りにくい長めの山用仕様です。
ハンドルカバーリスト
冬の手の寒さ対策、ロードバイクの防寒対策に最強なのは何と言ってもハンドルカバー。間違いない。
冬でもバイク・・・そう、モーターサイクルを乗っていたオレが言うのだから絶対だ。速度域の低いロードバイクならその防寒の恩恵を最大限に受けられるだろう。
操作性が少々悪くなるのは仕方ない。寒さ対策とのトレードオフ。
このハンドルカバーをつけておけば、夏用のグローブでもいけるくらい手は保護される。
GORIX ゴリックス ドロップハンドル用防寒カバー
出典:アマゾン
ロードバイクやミニベロなどのドロップハンドルに取り付ける防風防寒グローブ 冬の季節の冷たい風や急な雨を防ぎ暖かく快適に走行できます。
CXWXC ハンドルカバー 防寒 防水 防風 ロードバイク用 WG-R02
出典:アマゾン
寒い季節でも指先暖かく快適にサイクリングライドを楽しめる。 ロードバイクやミニベロなどのドロップハンドルに取り付ける防風防寒グローブ。
マルト(MARUTO) ロードバイク専用ハンドルカバー
出典:アマゾン
ドロップハンドルに対応したハンドルカバーが登場。さっと被せて、ボタンを留めるだけの簡単装着。装着中も上ハン下ハンどちらも使えまるのがとても便利。
番外編:自作の防寒、防水オーバーミトン
オレが今、いつも使っている防寒、降雨、防水対策が、この自作オーバーミトン。
実は市販されているオーバーミトンの形状、手首部長さと防水性能に不満がありこのミトンを自作した。
みなさんもいらなくなった雨カッパあるかと思います。それをオーバーミトンとして嫁さんに作ってもらいました。ウチの嫁さん、洋裁がメッチャ得意なんですよ。
素材が雨ガッパなので、防水は問題なし。縫い目はボンドで防水加工をした。
手首も長めに作ってあるので、風はもちろん雨水も入ってこない。カッパ生地なので軽いしね。
いらなくなった雨ガッパがあれば、パンツでもジャケットの方でも、どちらか使えば両手分取れるはず。
それにカイロ持てばバッチリよ!
まとめ
冬のロードバイクは、装備も含め防寒対策は本当に大変。
基本的な装備として、ブルベの人はレインジャケット、レインパンツを持っている方は多いのではないだろうか。であれば、ウェア類の防寒の1番外側はレインジャケット、レインパンツが担うことが多いだろう。
しかし、グローブは少々考える。1つのウィンターグローブでまかなうか・・それとも通常グローブ+オーバーグローブにするか、アンダーグローブに通常グローブをするか。
合わせて、雨対策も考える必要がある。暖かい時の雨であればなんとかなる指先も・・・冬の雨は手が凍えてしまうだろう。
なので、オレは上記の自作オーバーミトンに行き着いたわけ。
毎年恒例ではあるが・・・冬のグローブ対策は初ライド前、お早めに!
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