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2019年PBPパリ・ブレスト・パリ最終日。あと約120kmこなせば念願のゴールへたどり着く。どんな形であろうが、とにかくゴールを目指す。
というワケで最終日も行くわけだ。ここまで「手・脚・尻の痛み」「睡魔」「寒暖差」などと戦ってきた。行きで苦しめられた西風は加勢してくれない(むしろ帰りも向かい風じゃね?)。
いろいろ行く手を阻むものが出てきてハードルの高さも全く下がっていないようだが、とにかく無事にゴールすることが先決となる。
MORTAGNE→DREUX 77/1174km
そんな感じで、今朝もキューピーコーワアルファドリンクからスタートをする。ネバーーーギブアップ・・・ってかんじ?
コーヒーを頂き、最後残り1個の尾西五目ご飯にお湯を入れる。今回このアフファー米にはかなり助けられた。これにふりかけかけて食べるとマジで元気出た。
モンターニュのコントロールにもたくさんのライダーがフロアで寝ていた。とにかくリスタートをする。5時ちょい前にコントロールを後にする。
V組21時スタートのウチラのカットオフは今日の15時。残り122kmを10時間で行けばいいわけだ。いまさらながら最終V組21時スタートを選択してよかったと思っている。
ケツの時間の余裕が一番あるのですよ。ギリギリ隊的には・・・精神的にも時間的にもこの最終組スタートが最善策であったと感じている。
夜が明けてくる。
路肩にエマジェンシーシート車って寝ているヤツがいる・・・のだが、なぜにコントロールで寝ない?
ホント、いつも不思議に思っているのだが、コントロール前後の数km範囲に、このように寒い中エマジェンシーシートにくるまって寝ているヤツ多数見かけたのだが・・・なんで暖かいコントロールで寝ないのだろう・・・
朝を迎える。この夜明け数時間くらいがマジで寒い・・・早く太陽上がってくれ・・・暖めてくれ。
今回持ってきたアイテムで、使い捨てカイロは本当に役に立った。この時間帯でお腹だけはとりあえずあたたかい。
私設エイド。コーヒーを頂く。手が凍える・・・
パリへの案内板。
やっとこ9時過ぎになり暖かさが出てくる。
最後のコントロールであるDREUXドルーに到着をする。あと少しだ・・・
ドルーコントロールもかなり閑散としてきている。そりゃそーだ。
ウチラがけっこうギリギリ隊できているんだから、MとかN組あたりがギリギリ間に合うかってとこ?
ドルー、ラストコントロールへ!
ドルー到着。217kmチェックタイム8月22日9時36分。約1時間半の貯金。
ドルーコントロール、レストランもかなり閑散としている。
レストランがエライ空いているので、このドルーにてはじめてレストランで食事をする。
ポークの煮込み7ユーロ。オレンジジュースにヨーグルト。タンパク質大量補給。ポーク煮込みがホロホロでマジうまかった。
変顔している余裕あるなら早く行けw
DREUX→ゴールランブイエ 45/1219km
やっとこPBP完走、ゴールランブイエにリーチできる。あと45km。
今日もけっこう暑い。
顔に日焼け止めクリームはきちんとかかさずに塗った。ウチの長女の教え。
ゴールまであと20kmくらいのところ。最後の私設エイドに寄った。姉妹からコカ・コーラと元気をいただく。これでゴールまで走れる。
時計を見ると13時過ぎ。カットオフまであと2時間。
ゴールランブイエまで帰ってきた。
やっとこゴールが見える・・・
ゴールに到着したぜ・・・ゲートを通る。
公園内に突入する。
ゴールゲートらしいものが見えてきたが、センサーがないので、ここがゴールではないかも。
けっこうゲート入り口からゴールセンサーまで遠いので、マジギリギリの方はヤバいかもw
どうやらゴールセンサーは城内のようだ。
けっこう周回トラックになっている。まじギリギリはヤバい。
ゴールゲート、センサーが見えた。これがゴールチェックタイムになるのだろうか。
2019年PBPゴールに無事に飛び込んだ。
ゴールフィニッシュコントロールへ向かう。
ゴールチェックは車検をやった場所。
無事にPBPゴールスタンプをいただく。
2019年PBPパリ・ブレスト・パリ往路のスタンプ
2019年PBPパリ・ブレスト・パリ復路のスタンプ
ゴールタイムは13時45分となっている。トータルタイム88時間45分となるのかな。まさにギリギリ隊w
やれやれ。
ゴール後のフィニッシュミール。
チキンカレーマジウマ。
さらに生ビールのコップが「ランブイエ」と「PBP」ロゴがはいっていて、かなりよい。
2019年PBPはその場でフィニッシャーメダルがもらえる。
四角の部分にフィニッシュタイムプレートが後日送られてくるとのことだ。
というわけで、石井さんとフィニッシュビールで乾杯。
まとめ
まぁ、あれだ令和最初の海外ブルベがこの2019年PBPパリ・ブレスト・パリになったワケで、とりあえず無事に完走をした。終わりよければ全てよしということになる。
今回のPBP・・・実は最初かなりナメていた。楽勝だろ・・・みたいな。それが蓋を開けてみてビックリというやつ。こんなにPBPってキツかったけ?
そんな感想を持った方もかなり多かったのではないだろうか。
特に今回の寒暖差の激しさ、さらに往路の微妙な向かい風、復路も追い打ちをかけるような向かい風・・・2日目以降の日中の日差しの強烈さ。
やはりどれをとっても海外ブルベは問屋がおろしてくれないということを再確認した。
ただ、オレのようなギリギリなヤツでも多少の経験により、すれすれ完走をモノにできるということもある。もしかしたら完走とDNFの境目は、そんな些細なことかもしれない。
いずれにしても、まずは完走にこぎつけられたことでホントよかった・・・さて撤収をしよう。
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