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セラアナトミカというサドルをご存知だろうか?この革サドルは主に自転車の長距離やロングライドに特化されたお尻の痛くならないサドルとして有名です。
さらにあのPBP(パリ・ブレスト・パリ)では、セラアナトミカ Selle Anatomicaサドルの使用者がかなりの数いるとのことで、その素性もわかるといえる。
あなたはブルベ、ロングライドでどのようなサドルを使っていますか?今まで色々なサドルを使ってきましたが、2013年LELより、このSelle Anatomicaを使ってから、すべてのブルベでこのセラアナトミカというサドルを使っている。
長距離、ロングライドに特化されたこのセラアナトミカというサドルをチェックしてみよう。
この記事の目次
- 1 セラ・アナトミカ Selle Anatomicaとは?
- 2 「THE SLOT」と言う中央の穴の役割
- 3 テンションボルトによりサドルテンションを変えます
- 4 体重別でTシリーズとXシリーズ
- 5 サドルバッグなどのアクセサリホール
- 6 シートレールは丈夫なスチール製
- 7 セラアナトミカ Selle Anatomica X2購入方法・レビュー
- 8 セラアナトミカ Selle Anatomica X2スペック
- 9 セラアナトミカ Selle Anatomica X2購入の実際
- 10 セラアナトミカ Selle Anatomica X2の到着と開封の儀
- 11 セラアナトミカ Selle Anatomica X2開封の儀
- 12 セラアナトミカ Selle Anatomica X2の重量
- 13 セラアナトミカ XとX2の比較
- 14 セラアナトミカ XとX2の外観
- 15 セラアナトミカ XとX2のフレーム比較
- 16 X2はオルトリーブ サドルバッグ L スレートの取付可能
- 17 セラアナトミカ X2にオルトリーブサドルバッグを装着
- 18 セラアナトミカ XとX2サドルのレール形状違い
- 19 セラアナトミカX2サドルにオルトリーブアダプター取り付け
- 20 オルトリーブサドルバッグの取り付け位置・角度
- 21 まとめ
セラ・アナトミカ Selle Anatomicaとは?
セラ・アナトミカ Selle Anatomicaはアメリカのハンドメイド革サドルを製造するメーカー「Selle Anatomica社」によって作られているレザーサドルです。
ロングディスタンスライダーであったTom Miltonさんにより2007年に開発されました。
現在ではこのスチールフレームのスタンダードなアナトミカの他、たくさんの種類のサドルがラインナップされている。
クロモリ、アルミ、カーボンフレームはもちろん、スキンレザーも体重別で別れている。また新たにアルミフレーム、ラバートップの防水仕様のサドルもリリースされていいる。
最新の情報は以下セラアナトミカのウェブサイトをチェックしてほしい。
「THE SLOT」と言う中央の穴の役割
セラ・アナトミカ Selle Anatomicaサドルのその特徴的な形状がサドル本体中央にあいた長細い穴でしょう。
普通に見ても非常に目立ちます。普通のサドルにもこのようなセンターに穴が空いたサドルがいくつか存在をします。通気性だったり柔らかさだったり、股間の設置部分を逃したりなどの役割をします。
このセラ・アナトミカ Selle Anatomicaのセンタースリットの役割は、センターに穴が開いているコトで、サドルの左右サイド部分が自由に動き、股や座面にかかる荷重を逃してくれます。
実際にこのサドルに座りペダリングをすると、サドルの左右横部分が非常にやわらかく、自由度が高いことがわかります。
テンションボルトによりサドルテンションを変えます
セラ・アナトミカ Selle Anatomicaのサドルトップにはテンションボルトがあります。
このボルトを広げることでサドルのテンションを上げ調整をします。セラ・アナトミカ Selle Anatomicaの革サドルは非常にしなやかで柔らかい仕上げになっているため、ライドする時はテンションの調整が必要です。
またオレはライドが終わった時、テンションボルトは緩めておきます。RM1200kmをこなす時、ちょうど600kmくらいで少しだけテンションを上げることが多いです。
そのため、アーレンキーはすぐに取り出せるところへしまっている。
体重別でTシリーズとXシリーズ
Tシリーズは制限体重目安約73kg まで、Xシリーズは制限体重目安約113kg までとなっている。
サドルバッグなどのアクセサリホール
サドルフレームにはアクセサリーやサドルバッグを取り付けるための、ベルトホールがある。
これを使えば、ブルックスやオーストリッチなどのサドルバッグを取り付けることができるであろう。
シートレールは丈夫なスチール製
シートレールはかなり頑丈なスチール製となっている。その分重たいのは仕方ない。現在ではスチールの他、アルミフレーム、カーボンフレームなどがラインナップされている。
しかし、このスチールシートレール形状の場合オルトリーブのサドルバッグアダブターは取り付けらない。ベルトで取り付けるサドルバッグは大体のものが取り付けられる。
多少重いということがいつもデメリットとして上げられるセラ・アナトミカではあるが、数百グラムのサドル重量差などは全く気にすること無い。
なんといってもお尻が痛くならないのだから。
続いて、新型であるセラアナトミカ X2の購入、さらには旧型のアナトミカでは取り付けることのできなかったオルトリーブサドルバッグをX2は取り付けることができる。
以下、そのあたりも詳細にレポートしたい。
セラアナトミカ Selle Anatomica X2購入方法・レビュー
セラアナトミカ Selle Anatomica X2を発注しました。ブルベやロングライドでは、かなり気に入ってこのサドルを使っています。
そして、今回新しくなったセラアナトミカ Selle Anatomica X2を注文してみた。
(2018年3月当時の内容と価格となっているので最新価格などはウェブサイト参照)
セラアナトミカ Selle Anatomica X2スペック
- https://selleanatomica.com/collections/x-series/products/x2
- Riding Surface: Full Grain leather top with reinforcing top grain laminate layer
- Frame: Cast aluminum
- Rails: Stainless steel tube
- Weight: ~420 grams
- Usage: Road
- Weight Limit: 200 pounds
新型になり、なんといってもその重量がけっこう軽くなったようだ。
オレも使っているアナトミカのX1はフレームがごっついスチール。さらにその重量は500gを余裕で超えている、カタログ重量は515gとなっている。
それが、X2ではフレームはキャストアルミニウムとなり、さらにフレームもチューブタイプのステンレススチールとなった。重量は約100gほど軽くなり420gとなっている。
これはいいんじゃない?
さらにアクセサリーのページではX2用のカーボンフレーム(74.99USD)までラインナップしている。ステンレスフレームよりも50g軽くなるようで、そうするとアナトミカも370gとなるのか。マジか!
交換パーツ「NewSkin」として、新しい革部分のみも単品購入できるのもうれしい。で、あれば、セールの時にカーボンフレームを狙うのもいいかも・・・
セラアナトミカ Selle Anatomica X2購入の実際
X2のページへアクセスすると・・・X2ブラックは199.99USDとなっていた。
ブラウン系(Oxblood)は20ドル安い179.99USDとなっている。どうせ防水カーバーをかけてしまうので、色はとりあえずなんでもOKよ。
とうことで、コイツにする。「ADD TO CART」をクリックする。
海外ネットショップでよくあるクーポンが表示される。キャプチャかテキストコピーしておこう。これはアレだろうね。やっぱカートに入れても決済しないで閉じちゃうヤツいっぱいいるんだろうね。クーポン出せば、決済まで行ってくれる確率が高くなるんだろう・・・(まぁ、それコミで価格も決められてるんだろうけど)
カートで決済をする。ディスカウント窓に先ほどのコードを入れると5USD割引。
あと、シッピングのアドレスを入れると送料も加わる。トータル192.32USDとなった。ちょっと高い・・・でも背に腹は代えられない。
発注完了した。
メールが来た。発送されたそうだ。ちなみに発注をしたのは3月7日。今日で9日たつが、まだ手元に届いていない。まぁ、
セラアナトミカ Selle Anatomica X2の到着と開封の儀
ブルベやロングライドでは、その快適さと、尻の痛み軽減でたくさんのロングライダーの支持を得ているセラアナトミカ Selle Anatomica革サドル。
あのPBP(パリ・ブレスト・パリ)では、セラアナトミカ Selle Anatomicaサドルの使用者がかなりの数いるとの話だ。そして、そのセラアナトミカ Selle Anatomicaが去年2017年にX2として新しくなった。
そのサドルを発注。手元に来たぞ。
発注後、セラアナトミカ Selle Anatomicaからメールが来る。そのメールにトラッキングナンバーが入っている。
USPSのサイトで、トラッキングできるので安心だ。
到着後はきちんと「Delivered」となっていた。ちなみに郵便局の方が届けてくれたよ。
前回同様セラアナトミカ Selle Anatomica X2は国際郵便で到着をしたわけだが・・・
発注をしたのが3月7日で到着が3月19日。約2週間となっているが、まぁ、そんなものだろう。
在庫切れということはないようだが、やはりシーズンになったり、セールになったりすると発注量も増えるだろうから、ほしい方は余裕を見て発注すると良いかもしれない。
セラアナトミカ Selle Anatomica X2開封の儀
かなりきちんとしたダンボールを開封する。梱包材のしたにはインボイスがある。
インボイスには先日発注をした金額が表示されていた。
さらに、そこにはボルトが3個ほど添付されていた。これは新型セラアナトミカ Selle Anatomicaはサドルフレームとスキン(サドル革)がボルトで取り外し可能となっている。そう、交換がきくのよ。
予備が添付されているので、ツールボトルへ入れておこうと思う。
確かに取付の相手が革だと、けっこうボルトが緩むのだろうか・・・
ちなみにこのボルトは当然革の裏側に取り付けてあるので、ボルト脱落の際は・・・気がつくのが遅れるだろうな。なんらかのボルト緩み対策も必要かもしれないと考える。
かなりきっちりしたダンボールのその下には、これまたかなりしっかりとしたパッケージのダンボールが入っている。
ヤフオクなどで売る場合、この元箱があるとないでは、価格に差が出ることを知っているオレは、いつものように倉庫へ大切に保管する。
パッケージのフタを開けると、そこにはダークブラウン色のセラアナトミカ Selle Anatomicaがおさまっていた。いいんじゃない!新型X2。
セラアナトミカ Selle Anatomica X2の重量
早速 X2の重量を測ってみる。いつものようにスケールに乗せてみると・・・
カタログ値では420gであったが、実測は430g。まぁまぁ、いいんじゃない!
ホントに手で持った感じが、いつものスチールフレームのXとはかなり違う。いつものズシンとする重さを感じない。
それでは続いて、セラアナトミカXとX2の新旧2つのサドルの違いを詳細レポートするよ。
セラアナトミカ XとX2の比較
ブルベでとてもお世話になっているセラアナトミカ Selle Anatomica Xはとにかく尻が痛くならないサドルだ。そのセラアナトミカ Selle Anatomica Xシリーズに新型が出た。
早速発注して約2週間で手元に届いた。新旧のセラアナトミカ Selle Anatomica Xを比較してみるよ。
セラアナトミカ XとX2の外観
今回のセラアナトミカ Selle Anatomica は両方共Xシリーズとなる。
セラアナトミカ Selle Anatomicaでは体重によってその形式が変わってくる。
- X Series (120-190 lbs)
- H Series (190-250 lbs)
- C Series (Up to 225 lbs)
- T Series (Up to 150 lbs)
- NSX Series (Up to 250 Lbs)
このような感じ。1lbs(1ポンド)は約450gとなっているので、200lbsは約90kgとなる。
X Series (120-190 lbs)は54kg-85.5kgとなり、ほとんどの方がこのX Seriesでカバーされると思う。
新型X2はかなり軽量化を意識しているのだろう。スチールフレームを使って重量あまり考えていないXの方にはサドルのケツにキレイなプレートが付いている。
しかし、X2の方はいさぎよく取っ払っていることからも、軽量化のやる気を感じるぜ。
サドルスキンを固定しているリベットもカッパーなXと比べ、アルミ製のリベットなっている。
X2はこのリベットがボルト留めとなっていて、フレームからサドルスキン外すことができる。交換が可能なのよ。
ちなみにXの方のリベットは圧着固定となっていてサドルスキンの交換はできない。
セラアナトミカ XとX2のフレーム比較
今回のXとX2で最も違うのがこのサドルフレームだろう。
Xはフレームもサドルレールもスチール製となっている。
それに対してX2はフレームがアルミ製、サドルレールはステンレスパイプとなっている。今回の軽量化はここが大きく貢献をしていて、約100gの軽量化が実現されている。
X2のアルミフレームとサドルレールの接合部は分離できる。これによりサドルフレームのりペットボルトを外せはサドルスキンがフレームより外れ、またサドルレールも取り外しが可能だ。
Xで出来なかったことが、X2では軽量化とスキン交換という大幅な進化を遂げているわけ。
テンションボルト部は変わっていないが、X2の方はスチールそのままの地肌となっている。
当然、X2のテンションボルト部フレームもサドルスキンより分離可能。ボルトリベットを緩めれば取り外しできる。
X2はオルトリーブ サドルバッグ L スレートの取付可能
X1のサドルスチールフレームは通常のサドルフレームと違い、後ろのほうが大きく広がっている。このためブルベライダーに人気のオルトリーブサドルバッグのアダプター取付ができなかった。
しかし、X2の新型ステンレスパイプフレームは従来のサドルと同様の形状になっている。
このため、なんの問題もなくオルトリーブサドルバッグアダプターの取付が可能だ。普通に付く。かなり感動!
X2は通常のサドルと同様のサドルフレーム形状になったことにより、オルトリーブサドルバッグのアダプターが加工なしに、普通に取り付けることができる。
そしてこのようになんの問題もなく、オルトリーブサドルバッグが収まるわけだ
続いてセラアナトミカ X2にオルトリーブサドルバッグを装着の詳細を見ていこう。
セラアナトミカ X2にオルトリーブサドルバッグを装着
セラアナトミカ Selle Anatomica革サドルはもはやブルベの定番サドルと言ってもいいかもしれない。この超快適サドルではあるが、欠点はある。
まず重量が重いこと。そしてサドルレールが通常のレールと違っていること。
サドルレールが多少普通と違っていても、問題はないが、唯一・・・オルトリーブサドルバッグLのアダプターの取り付けができないことだ。しかし、これがセラアナトミカX2であればオルトリーブサドルバッグを取り付けることができる。オールオッケーである。
セラアナトミカ XとX2サドルのレール形状違い
右が「セラアナトミカ X」で左が新型の「セラアナトミカ X2」となっている。
X2のサドルレールが広がっていないことがわかる。
サドルレールが広がっている旧型の形状の場合、オルトリーブをはじめ、サドルレールに取り付けるタイプのアダプターは非常に取り付けしにくい。
さらに、サドルレールが広がっているのでストラップタイプのサドルバッグを取り付ける際も、けっこう面倒。
やはり、サドルレールは新型X2や通常のサドルのように絞ってあるほうがいい。当然だがシートピラー取り付け位置の自由度もあるしね。
こちらがオルトリーブサドルバッグのアダプターだが、取り付けられる気配は・・・ない。
工夫をして取り付けをしているなどのログがあるが、オレはやりたくない。海外のとんでもないところでアダプターが脱落したら、絶望でしか無い。
セラアナトミカX2サドルにオルトリーブアダプター取り付け
セラアナトミカX2にすれば、この問題が一気に解決をする。なんで、最初からこのようにデザインをしなかったのか疑問だぞ。
普通のサドルレールと同形状なので、オルトリーブサドルバッグアタッチメントがすんなりと取り付けることができる。
当然だが、無改造で取り付けOKだ。
そして、このようなレール形状だと、オルトリーブサドルバッグのアタッチメントが付いたままで、ほかのストラップ式サドルバッグも取り付けができる。
この状態でブラックバーンアウトポストシートバッグも取り付けできる。
ちょうどシートレールが折れ曲がった位置にアダプターがジャストフィット。
このようにオルトリーブサドルバッグのアダプターを残したまま、ストラップ式のサドルバッグも共存できる。
ブラックバーンアウトポストサドルバッグのストラップ根本にアダプターが見えるのがわかる。これは非常に便利で助かる。
オルトリーブサドルバッグの取り付け位置・角度
固定式サドルバッグの場合、そのアダプター取り付け位置というのは非常に大切だ。
タイヤとのクリアランスはもちろん、サドルに対して良い角度で取り付けてあると、サドルバッグの取り付け、取り外しがスムーズになる。
またサドルバッグはその取付角度というものは大切と考える。スムーズにサドルが取り付けられ、シートピラーの固定ベルトが何の力も加わらず、また変な角度になっていないということは重要だ。
サドルに荷物が入った状態で多少前に角度が付けば、サドルに掛かる重量はアダプターとシートピラーに分散されるだろう。
サドルバッグ取り付けが地面と平行だったり、変な力がかかった状態では、非常に不安だ。特に後ろは見づらいので走っている時その状況もわからない。
このようにきちんと取り付けられたサドルバッグというのは、安心したロードバイクの走りにも助けてくれるだろう。
まとめ
セラアナトミカ Selle AnatomicaはX2にバージョンアップして、大幅に進化した。そのセラアナトミカ Selle Anatomica X2はかなりいい。本当に軽い。そして別売りオプションのカーボンフレームを利用すれば、さらに50g程度軽くなる。
まぁ、カーボンフレームは約8,000円ほどするので、ちょっと導入躊躇するな。
軽量化はもちろん、ニューサドルスキンに交換可能。さらには軽量ステンレスパイプフレームは従来のサドルと同様の形状になり、ブルベの人に大人気のオルトリーブサドルバッグがなんの苦もなく取付可能。これは、かなりいいんじゃない?
セラアナトミカ Selle Anatomica X2はニュースキンも別売りしているので、革が伸び切ってしまった場合交換がきくところもポイントが高い。ぜひ、ニュースキン交換の際にカーボンフレームも再考してみたいと思っている。
このサドルのおかげで、RM1200kmまでのロングライド、ブルベに関してのサドル問題はOK。もしあなたが、ブルベやロングライドのお尻の痛みやスレなどで悩んでいる場合、ぜひこのセラ・アナトミカサドルを手にとって見てはどうだろう。
オレ的になんかサドル周りの問題が一気に解決したような気がしてならないんだが・・・まだ注文に躊躇しているあなたの背中を押してみるよ。(回し者ではありませんw
アマゾンでもこのくらいの価格で手に入る。海外の方が安いけど時間がかかる。アマゾンはこの値段だがすぐ手に入る・・という感じね。
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