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ブルベ・ロングライドにオススメのクリンチャータイヤをチェックしてみたい。ブルベ、ロングライドに適しているタイヤとはどのようなものだろうか。
今、オレが国内外でブルベに使っているタイヤは主にコンチネンタルGP4000S2の28cをメインに使っている。
一番長く使っていたのがパナレーサーのグラベルキング26c。このタイヤで国内外のRM1200kmを6本走っている。国内も合わせると10本以上のブルベを走っているが、今だにパンクを1回もしていない。
ディスクブレーキ+28cタイヤの組み合わせにしてから、価格とバランス、軽さでコンチGP4000S2が今の所ベスト。
この記事の目次
ブルベ・ロングライドに求められるタイヤの性能
ブルベ、ロングライドに求められるタイヤの性能とはどのようなものだろうか。
タイヤに求められる性能というのは色々ある。ロードタイヤがオフロードに適さないのは当たり前で、その守備範囲がそれぞれ違う。
ロングディスタンスサイクリングに求められるタイヤというものを考えてみよう。
ロードタイヤとして走行抵抗が少ない
人力をエンジン、動力とする自転車は、できれば走行抵抗の少ないタイヤが良いと思う。
当たり前だがMTBのタイヤではロードを長距離走ることは適していない。
現在販売されている、通常のロードバイクタイヤであれば、この走行抵抗が少ないということは、ほぼ満たされているであろう。
軽量で携帯性に優れる
軽量というのはロードバイクタイヤとして、非常に大切。それは走り出しや登りなどで、非常に大切なものとなる。
同じエネルギーを使うのであれば、当然回転体となっているタイヤ部が軽いことは絶対有利。
ワンデイサイクリングではそんなに問題ない数十グラムが600km、1000km、1200kmとなってくれば、小さな差は、段々と大きくなってくることは間違いない。
前後タイヤ合わせて100gの差も、数時間であればいいが1200kmの制限時間90時間(約3泊4日)をすべて負担することを考えると、少しでも軽い方がいいというのは当たり前のこと。
また携帯性能は折りたたみができるということ。遠征時のドロップバッグやサドルバッグに予備タイヤとして、持つ時に折りたためることは大切。
重量はロードタイヤ1本250gというあたりを目安にチョイスしよう。
サイドカットに強い
トレッドからショルダー、サイドにかけてゴム系で覆われているタイヤのほうがサイドカットには強いであろう。
逆にミシュランPRO3、PRO4のような構造はサイドカットに多少弱い傾向にある。
そうなると、グラベルキング、GP4000、RaceDなどのタイヤ構造が良いと考える。
耐パンク性能が高い
ブルベ・ロングライトのタイヤ性能で一番求められるのが、この耐パンク性能ではないだろうか。とにかくロングライドのパンクは非常にツライ。
前述の転がりや軽快性、重量など多少合っても、絶対にパンクしないのであれば、それに越したことはない。
その部分をどのくらいバランスさせ、どのくらい納得できるかになってくるであろう。
以下に紹介をする、そのほとんどのタイヤが耐パンク性能に対してアドバンテージのあるタイヤとなっている。
あとそこで決定する重要なファクターは価格となってくるのではないだろうか。
それらを踏まえた上で、ブルベ・ロングライドにおすすめのクリンチャータイヤを紹介していく。
2019年度版:ブルベ・ロングライドにオススメのクリンチャータイヤ5本
ブルベ、ロングライドにおすすめの厳選タイヤを5本紹介をする。
すべて、オレが実際に使い、走ってみたタイヤとなっている。参考にしてみて下さい。
パナレーサー グラベルキング
出典:アマゾン
- パターン:ミックス
- カラー:ブラック/ブラック オープン
- ケーシング:アンチフラット
- 700×23C:220g
- 700×26C:240g
ブルベといえば、このパナレーサーグラベルキング。23C-28Cまでが非常に使いやすい。特に26Cという微妙なサイズがいい感じだ。また28cなど太いサイズもランナップされている。
26cと28cタイヤに使うチューブは25cのチューブを使ったが全く問題なしであったこと付け加えておく。
2016-2017シーズンに6本のRM1200km走ったが一度もパンクをしていない。
ブルベ・ロングライドのタイヤで迷ったらまよわずグラベルキング。ちょっと走行抵抗は大きそうだが、耐パンク性能はダントツよ。
パナレーサー タイヤ RACE D Evo
出典:アマゾン
- ZSGアドバンスド
- 3Dケーシング
- 700×23C:220g
- 700×25C:240g
- 700×28C:260g
新型EVO4になりますます性能に磨きがかかったパナレーサー タイヤ RACE D Evoシリーズ。
ブルベやロングライドにおすすめはRACE Dね。特に耐パンク性能を強化しているので、その実力はお墨付き。
ちなみにオレはRACE Dからグラベルキングにしたのは・・・実はRACE Dって、ローラ台でちょっと癖があって乗りにくいんですよ。あとグラベルキングのほうがちょっと安い。
それだけの理由ですので、普通に走るには最高のタイヤと今でも思っています。
ちょっと独特のタイヤプロフィールは、ストレートの軽さとコーナーの安定感抜群。グラベルキングよりも軽快感があり、今でも一押し。
Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX 4000 S
出典:アマゾン
- 700×23C:205g
- 700×25C:225g
- 700×28C:265g
全てのコンディションにおいて粘着性をさらにアップ、より速くオールラウンドなライドを実現する更に進化したBlack Chiliコンパウンドを取り入れています。 レースタイヤながら耐摩耗性にも優れたハイコストパフォーマンモデル。
たぶん現状でもブルベライダーにアンケートを取るとダントツの使用率ではないだろうか。信頼性はもちろん耐パンク性も非常に優れている。
ベクトランブレイカーはベクトランは液晶ポリマーにも使用されている化学繊維で、アラミド繊維よりも硬く、スチールの5倍という引っ張り強度を持っています。
このタイヤは進行方向が決まっているので組み付ける時は気をつけよう。ローテーション方向矢印がタイヤ側面にあるので要チェック。
また特徴的なのがタイヤトレッドにあるディンプルだ。これがスリップサインとなっている。
タイヤ摩耗限度を知らせるスリップサインがついているタイヤも珍しい。それほど、コンパウンドに気を使っている証拠であろう。
コンチネンタルには新たにGP5000シリーズがラインナップされたことで、このGP4000シリーズの買値が下がったことがおすすめできる理由。今でもその性能は間違いない。
パナレーサークローザープラス
出典:アマゾン
- ZSGナチュラルコンパウンド
- オールコンタクトトレッド形状
- パンクチャーレジスタントベルト
- 700×23C:210g
- 700×25C:220g
軽さと耐パンク性能が高い次元でバランスの取れている、軽量ミドルクラスモデルのクローザプラスはその価格の安さが魅力。
しかも軽量。お財布に優しく気軽に使える。しかしそこそこ高性能というタイヤを探しているあなた。ぜひこのクローザープラスを手にしてみてはどうだろう。
ミシュランPRO3・PRO4
出典:アマゾン
- PRO3 700×23C:200g
- PRO4 700×23C:200g
- PRO4 700×25C:215g
オレは長い間、ミシュランPRO3、PRO4と使ってきた。
その軽さ、転がりの軽快さなどロードバイクのタイヤとして、すばらしい性能を感じている。
しかし、その性能とは引き換えに、やはり耐パンク性は前述したパナレーサー群、コンチGP4000に劣ってしまうことは否めない。
それでも、この転がりの抵抗のなさはロングライドにはかなりのアドバンテージ。実は嫁さんと長女のバイクには今だにミシュランタイヤを使っている。
体重が軽い女性なら、ぜひとも一押しのタイヤとなっている。もちろん路面状況の良い日本国内であれば、ブルベでも全く問題ないと考えている。
現在でもPRO3を在庫しているCRCでは1本2,000円ほどで手に入る。その価格の安さで距離を走るブルベライダーにもおすすめできると考える。
ミシュランパワーエンデューランス
出典:アマゾン
- 23c:220g(ブラック) 225g(カラー)
- 25c:230g(ブラック) 235g(カラー)
- 28c:255g
- ケーシング密度:3X110tpi
今一番使ってみたいタイヤが、このミシュラン パワー エンデュランス。
25Cタイヤで1番最軽量となっている。転がり抵抗を犠牲にすること無く耐パンク性も相当上がっている。ぜひとも使ってみたいタイヤの一番となっている。
まとめ
ブルベに限らず、ロードバイクに履くタイヤは本当に大切。
本当にタイヤ一つで、その乗り味、乗り心地は大きく変わる。タイヤの性能に何を求めているかを明確にすることにより、どのくらいのコストを掛けるかも明確になってくるだろう。
ただ、ロードバイクのタイヤはあまり安いものでもないので、早々簡単に交換したり、試したりできないこともある。まずは自分のスタンダードタイヤを探すことから始めてみよう。
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