
1000kmブルべの走り方を見ていこう。1000kmのブルベは本当に遠い。国内で走ることができる最長と言っても過言ではないくらい遠い。
1200kmよりも1000kmブルベのほうが遠い、ツライと思っているYasuです。こんにちは。
ゴールデンウィークや秋のシルバーウィーク付近にある連休には各クラブで1000kmが開催をされます。
コロナ明けで、やっとこはじまったブルべ。秋のシルバーウィークでは何本か1000kmスタートできるようで本当にうれしい!
この記事の目次
2020年秋に行われる1000km
- BRM919 1000Km(オダックスランドヌール中部)
- BRM919・1000km 中国山地 - 1000Km(AJ岡山)
- BRM919筑後1000k(AJ福岡)
- BRM1031熊本1000km東九州(R熊本)
なんと、この秋に国内では4本の1000kmブルベが開催をされる。やばい。いくつか見てみよう。
BRM921 四国山地 - 1000Km
こりゃキツイ。獲得標高2万mを超えている1000kmブルベ。さすが岡山というところだろうか・・・
BRM919筑後1000k
まぁ、とにかく1000kmブルベはけっこうな距離を走ることが、これを見てもよく分かる。九州や四国ならほぼ1周できる。本州ならとんでもないところまで行ける。
そう、普通のサイクリングであれば、大学生とかが夏休みなんかで2週間位かけていく距離よ。
そんな1000kmという距離を75時間・・・3日と3時間で走る必要があるのだ。マジか。
1000kmブルベをどうやって走る?
1000kmブルベは本当に遠い。そして長い。上記のRide with GPSデーターを見てもらってもわかるように、なにげにとんでもない距離となっている。
車で走るのもちょっと躊躇する距離だ。
トータル時間は75時間
そんな1000kmブルベだがトータルの時間は75時間となっている。
600kmブルベを走ったことがある方なら知っていると思うが、600kmの制限時間は40時間。そして400kmは27時間。両方足すと1000kmになるがトータル時間は67時間だ。
そう、1000kmブルベは600kmを超えたところより、制限がゆるくなる。ゆるくなる時間は8時間。これはホント助かる。
67時間だと3日に少し足りないが75時間であれば丸3日と3時間となっている。1日に333km走る計算だが、ことはそう単純ではないことは600km走ったことがあるあなたなら知っていると思う。
スタート・ゴール時間のチェック
上記の1000kmのスタートは大体午前中スタートとなっている。そうすると、ゴールは3日後の同時刻プラス3時間と思えばわかりやすい。
朝スタートの場合、ゴールは3日後のお昼前後となる場合がほとんどだろう。
最終日けっこう厳しいが、逆に考えれば最終日は朝までゴールに飛び込めば、なんとか間に合うと思うと、少しは気が楽になるかもしれない。
スタート場所までどのように行くか
各クラブの1000kmブルベとなっているので、かなり気合の入っているコースが多く、また、その年のメインイベントとなっていることもあるだろう。
なので、遠征を考えている人もたくさんいるかと思う。
スタートまでどのように移動をするかをしっかり考えることは大切。
オレなんか埼玉1000kmであれば、スタートの入間までバイクで走っても1時間かからない。そんなスタート・ゴールであれば、DNFした場合でも、スタートに戻る必要がないので、気は楽だ。
スタートに来るまで行く人はけっこう注意。どうしてもスタートまで戻らなくてはいけない。
1000kmブルベを遠征する方は、スタートに何も残さなければ、非常に楽だが、車や荷物を残す場合撤退方法をしっかりと考える必要がある。
ホテル・宿の確保
1000kmブルベのルートは、やはり途中できちんと仮眠する必要がある。
そのルートは、ルートを引く人にも寄るが、このあたりで仮眠すると良いですよ、この辺でホテルが取れるといいですね・・・そんな思いがあると助かる。
しかし、同じルートを50人とかが走ると、お目当てホテルがすぐに埋まることもあるだろう。健康ランドであれば大丈夫かもしれないが、連休中日だとかなり混んでいることも覚悟する必要がある。
今年はコロナで「Go To トラベル」でホテル代が35%割引になる。楽天やじゃらんでチェックをしておくと良いだろう。
この前オレが使ったホテルの割引例を見てみよう。
この前利用をしたホテルの内容だが、このようにネット予約をするとその場で35%割引となっている。ちなみにこれは楽天トラベル。
なので、ホテルなどの予約は「Go To トラベル」割引きのきくネット予約をすると良いだろう。
もし良さげなホテル(350km、700km前後付近)があれば、ちょっとチェックをしておこう。
昼夜の寒暖差に気をつけろ
1000kmブルベが行われる、9月後半から10月となると気温の寒暖差が激しくなる。
日中は晴れれば30度を超える日もあるし、夜間は一桁になる場所もでてくる。さらに台風シーズンや秋雨前線停滞など、あまり聞きたくないフレーズもあるぞ。
初冬から初夏の気温が1日の中に混在するであろう。
暑いのはとりあえず脱げばなんとかなるが、寒さは準備がないとアウトだ。しっかりと晩秋-初冬の装備をしていくことおすすめする。
胃をやられるな
1000kmブルベは長いと同時に、相当量食べることになる。
食べては走り、走りながら食べるの繰り返しになる。相当胃腸は負担を掛けることになる。
さらに見逃せないのが、前述の気温の上下、寒暖差。これは内臓にかなりクる。胃腸のケアを忘れないように。
またコンビニで食べたら、ほんの少しの食休みも大切。少しずつ食べる、消化の良いものを食べる、しっかり食べる時は必ず20分休む・・・など、自分のルールを決めるとよいだろう。
また胃腸薬など、自分にあった薬を用意しておくことも大切。オレなんかこの「パンシロンキュアSP錠」をお守りのようにいつも持っているw
ヘッドライト・テールライト準備
長丁場な1000kmブルベ。普通の人であれば、間違いなく3つの夜を走ることになるだろう。ライトに関してはきちんと準備をしよう。
またそのライト類のバッテリーはどのように運用をするのか、事前にチェックをしておこう。毎晩深夜2時ころまで走る場合、17時から点灯をすれば9時間の運用となる。
テールライトは2個ついていれば、ギリギリどちらか1個バッテリー交換すれば行けるかという時間。
ヘッドライトは間違いなく毎晩交換、もしくはバッテリーチャージをする必要がある。
1000kmブルベエントリーの機会にハブダイナモ導入を考える方もいるようだ。いずれにしてもヘッドライト・テールライトは最重要チェック項目になっているぞ。
ヘッドライトは18650ライトはかなりおすすめだ。
バッグ類の準備
1000kmブルベという長丁場。かなりのアイテムを持つ必要がある。
サドルバッグのほか、フレームバッグやフロントバッグの併用も考える必要があるだろう。
もしドロップバッグサービスがあれば、ぜひそれを使い、できるだけ荷物の負担を減らそう。また事前にホテルなど宿が決まっているのであれば、セルフドロップとして荷物を宿に送っておくのも一つの手だ。
またすべての荷物をもち、途中で送り返したり捨てたりして荷物を減らすという手もある。
どのよう形で荷物を持つのか、送るのかなどを決めた上で必要最小限のアイテムをもち、それに応じたバッグを決めよう。
DNF場所のチェック
1000kmブルベを走る上でDNF場所のチェックもかなり重要。後ろ向きというなかれ、事前の準備はとても大切。
また今後もブルベを続けていくためにも、最小限の出費や損害に抑えることは大切なことと考える。
行くか撤退するかを決断する時、このようなDNFポイントの事前チェックは大きな判断材料になるだろう。
まとめ
1000kmブルベは本当にキビしいと思う。ただこの時期の1000kmブルベ経験は今後のブルべ完走スキルに必ず役立つ。特に寒暖差。
9月もシルバーウィークになるとかなり寒くなる。岡山などはけっこうキビしいと思うぞ。
いずれにしても、1000kmブルベ初参加というかたも多いと思うので、事前の準備はしっかりとしてもらいたいと思う。
そしてトライする前日は、必ずしっかりと睡眠をとってほしい。ちょっとハードル高めの1000kmブルベだが、事前準備をきちんとすれば、そのハードルも手の届くところになるだろう。
あっ、あとこの時期の台風だったり、雨はかなりツラいので、決断は早めにが吉。
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